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1.本当に行きたいのと違う方を選んでしまうときは、自分を客観視して原因である「自分のクセ」にさえ気づければ、意外と簡単に解決する。そのクセの多くは子ども時代の環境や人間関係からきている。
2.ダメな相手とばかり付き合ってしまう心理メカニズムがいくつかある。それが認識できれば、その相手への執着が薄まり、望ましい相手を自然と引き寄せられるようになる。
3.しがらみや世間の常識にとらわれて本当にやりたいことができない。先の不安で頭がいっぱいになる。そういう時に、ちょっとした行動や言葉でガラリと意識を変えられる簡単なメソッドがある。
ケンブリッジ大学のとある研究によると、私たちは1日に最大で3万5千回もの選択をしているという。そのすべてを意識できているわけではない。それでも日々「なぜ、今日は本当はやりたかった方ではないものを選んだのだろう」「あんな言葉や態度、取りたくなかったのに」と振り返り、後悔することはよくあるだろう。それならまだしも、時には振り返ることさえ億劫になる。やってしまったことに蓋をして、結局、同じような選択を繰り返してしまうという経験はないだろうか。
ついついダメなほうを選んでは後悔するこのメカニズムを明らかにし、その対処法を教えてくれるのが本書だ。
著者は臨床経験9万件以上をこなしてきた大人気カウンセラーである。多くの悩みを聞く中で、たくさんの人が日常的に後悔を重ねていることに驚いたという。過去の自分も含めて、どうしてそれだけの人がベストな選択をできないのだろうと疑問に思い、研究を重ねてきた。
「人生ってこんなに楽だったんだ」。本当に自分が求めていることを選べるようになった人は、きっとそう感じるに違いない、と著者は書く。そうなれたら、起きた瞬間から目に見える景色が彩り鮮やかになりそうだ。
よくある行動や選択の理由と、そのための簡単な対処法やワークがふんだんに盛り込まれている。だれにも、必ず当てはまる「お悩み」があるはず。ぜひ通読して、試してみてほしい。