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1.相手の何気ないひと言にモヤモヤするのは「繊細な人」の他人を見る目の解像度が高いからだ。
2.繊細な人は、相手の気持ちを想像し、おもんぱかる「気づきやすい」性格はそのままに、「受け止め方」を変えると、心の平穏を保ちつつ良好な人間関係を維持することができる。
3.モヤモヤする相手のひと言は、笑ってスルーしたり、波風を立てない返しをしたりすることにより、相手との関係性を壊さず、自分の心も守ることができる。
「だから言ったでしょ?」「私はいいけど…」「言ってる意味わかる?」――。
相手の「ちょっとしたひと言」にモヤモヤが募ることはないだろうか。納得がいかないような、腹が立つような、なんとも言えない感情が湧きあがり、「そんなことより」なんて言われようものなら「そんなことってどういうことですか?!」と言い争いにもなりかねない。
他人のちょっとしたひと言を真に受けていらだち、傷つき、悲しみに暮れるのは、多くの人に共通するコミュニケーションの悩みである。特に人の気持ちに敏感な「繊細な人」ならなおさらだろう。
本書は、「無責任に責任を回避する」ひと言や「マウントを取ってくる」ひと言、「遠回しにバカにする」ひと言など、合計40のモヤモヤする「ちょっとしたひと言」のトリセツである。
心理カウンセラーでもある著者は、小さなころから他人のささいなひと言が気になる性格だったという。うまくいかない人づきあいやコミュニケーションについて、クヨクヨと悩み続け、いつの間にかそれが仕事になってしまったのだという。
要約者も「他人のちょっとしたひと言」が気になってしかたがないたちだ。ときに自分の中に湧き起こる感情で日常生活に差し障りがあることも少なくない。「繊細な人」にとって著者の実体験にもとづいたアドバイスは、一筋の光明をもたらしてくれる。「そうだよね、そんなことを言われたら悲しいよね。でも、そうやって対応すれば波風が立たないのか!」と相手も自分も尊重するうまいやり方を伝授してくれる。
よりよい人生のために、よりよいコミュニケーションのあり方を学びたいすべての人におすすめの一冊だ。