'); }else{ document.write(''); } //-->
1.勉強するのとしないのとでは、人生の「質」が格段に違う。「活きた勉強」をして、人生を楽しいものにしよう。
2.大学受験を通して、一生使える「コンテンツ学力」と「ノウハウ学力」が身につく。
3.少ない努力で大きな成果を出すには、「棚上げ法」と「不完全法」が効果的だ。「棚上げ法」とは、何かを調べていて分からないとき、一時的に棚上げして先へ進むこと。「不完全法」は、多少粗くても、期限までに許容範囲の内容と質で全体を完成させる方法だ。
多くの人が、中学3年生、高校3年生で受験勉強に挑戦することになるだろう。あの一年は終わりが見えないような気がして、要約者自身は、受験勉強を精一杯やりきったとは言えなかった。どう頑張りぬいたらいいのか、受験勉強の先に何があるのかが分からなかったのかもしれない。
「大人になってからの方が勉強をしたくなる」とよく言われるが、それは要約者にも当てはまる。読書量が増えたのは大学卒業後のことだ。また、もともと外国語に興味はあったが、どこかで「外国語は何かに役立てるもの」という固定観念があり、学生時代に学んでいた英語とドイツ語にとどまっていた。だがある日ジョージア語のテキストを偶然手に取り、その文字のかわいらしさに心奪われ、独学で読み方を学んだ――という経験もある。そのくらいの知識では何かの役に立つことはないけれど、とにかく単語を読めたらうれしいし、書くのは楽しいものだ。
著者は、「活きた勉強」はワクワクするものであり、人生を豊かにしてくれる、と言っている。ジョージア語の文字を学んだとき、要約者は初めて活きた勉強に触れたのかもしれない。今ならそう思える。
本書は、「なぜ勉強をするのか?」という誰もが抱く疑問に答えをくれる。要約者は「中高生のときにこの本に出合っていたら、違った未来が待っていたかもしれない」とつい考えてしまった。中高生に読んでほしいのはもちろん、大人にとっても気づきの多い一冊だ。