'); }else{ document.write(''); } //-->
1.「私は○○しました」といったふうに主語を入れて話すだけで、言葉に存在感が増す。
2.「マジック3フォーマット」を使えば、脱線せずに話すことができる。1つのテーマに対し、中項目では「3つの論点」で述べ、そしてその中項目の1つを、また小項目の「3つの論点」で述べる。
3.聞いている人をワクワクさせるためには、「物語共有シート」の順番で話すとよい。すると、相手の共感を生み、深く記憶に残るプレゼンとなる。
話を聞いてもらえる人と聞いてもらえない人の違いは何か。要約者は学生時代、家電量販店で携帯電話販売のアルバイトをしていた。その方法は少し特殊で、数十人のお客さんを前に、まるでバナナの叩き売りのようにiPhoneのプレゼンをするというものだった。
要約者は入社時研修で、社長のトークを見学させてもらった。社長が話し始めると、お客さんは皆楽しそうに耳を傾けている。さらにすごいのが、トークの後にiPhoneを契約する人がたくさんいたことだ。
次は私の番だ。私が話している途中、チラチラとよそ見をするお客さんが出てくる。しまいには1人また1人と離れていく。もちろんiPhoneを契約する人は誰もいない。
当時は自分の話と社長の話で何が違うのか、よくわからなかったものだ。しかし本書を読むと、社長の話し方がなぜ人をひきつけ、購買へと動かしたのか、明快に理解することができた。社長の話には、映像的なイメージの湧く言葉がふんだんに盛り込まれていたのだ。社長の話を聞いていると、自分がiPhoneを使っている様子が鮮明にイメージできるとともに、iPhoneを使うことによって自分の生活がどう変わるのかも理解できる。だから、おもしろいほどに売れていったのだ。
本書では、ストーリー形式で、人を動かす言葉の編み出し方が学べる一冊だ。本書で学んだ内容は、プレゼンや客先訪問などといったビジネスシーンだけでなく、プライベートでも役立つこと間違いなしである。