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1.「自分なんて」と卑屈になってしまうことの原因は、メンタルノイズにある。メンタルノイズは、あなたがついやってしまう心のクセだ。
2.代表的なメンタルノイズは、14タイプに分類できる。この14タイプを知ったり「裏表思考法」を使ったりして、自分のメンタルノイズを把握すれば、自分を責めずにすみ、心がらくになるだろう。
3.自分のメンタルノイズがわかれば、エクササイズで改善することができる。エクササイズのポイントは、受け身から自発の姿勢に変えること、自分を客観視すること、切り替え上手になることだ。
つい「自分なんて」と、新たな一歩を踏み出すことや、手に入れたいものをあきらめてしまう。そんな性格をなんとかしたいともがいてみても、「やっぱりダメだ」となるループから抜け出せない――本書はそんな「自己肯定感低め」の人のための本だ。自己肯定感の高め方ではなく、自己肯定感が低くても悩まないための方法が書かれている。
本書によると、自己肯定感が低いのは現在のあなたの行動や能力のせいではない。幼少期の経験から潜在意識に刻みつけられた「メンタルノイズ」が原因だ。
そこで本書では、自分のメンタルノイズのタイプを把握することが勧められる。たとえば「ダメ出しノイズ」は、「自分は重要でないほうがいい」と考えて責任ある立場を避けたり、すぐに妥協することを誘発したりするノイズ。「ありのままの自分封印ノイズ」は、つい人と比べて劣等感を感じたり、自分の軸がよくわからなくなったりするノイズである。
このように、メンタルノイズには大きく分けて14のタイプがある。それぞれにわかりやすい名前がつけられているため、自分がどのタイプのノイズを抱えているのか、直観的に把握することができるだろう。
また本書では、ノイズに影響されないようにするためのエクササイズも紹介される。自分らしさを出せない方や今の自分があまり好きでない方、もう少し楽しく生きてみたい方は、ぜひ本書を読んでほしい。読んだその日から実行してみたくなる考え方やエクササイズを必ず見つけられるだろう。