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  • 夢眠書店開店日記 第12話:ねむ店主の師匠!?独立系書店の作り方③

    2016年06月11日
    知る・学ぶ
    アイドルBOOKS
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    本屋さんは、すべての本を読んでおかなくてはならないのか?

    夢眠: Titleでは「毎日のほん」というのを毎朝WEBで更新なさっていますが、どれくらい先まで決めているんですか?

    辻山:埋まっていないと落ち着かない性格なので、だいたい1週間先くらいまでは決まっています。

    夢眠:ここで紹介されている本って、すべて読んでらっしゃるんですか? 私は本が好きなアイドルということで「おすすめの本」を聞いていただくことが多いんですが、どうしても昔読んで好きだった本を選びがちで、現在進行形の本をなかなかおすすめできないんです。

    辻山:私も本は日々読みますが、読了していないこともありますよ。「毎日のほん」で取り上げる本も、全部読んでいるわけではないです。

    夢眠:えっ、そうなんですか?

    辻山:例えばこの本なんか、まだ読んでいない状態でも完全に「良さそう」なのが伝わってきますよね。帯のコメントが末井昭さんで、表紙に厚切りトーストがあって……文章が二段組みになっているところもいい。

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    かなわない
    著者:植本一子
    発売日:2016年02月
    発行所:タバブックス
    価格:1,870円(税込)
    ISBNコード:9784907053123

    夢眠:二段組み、いいですよね! 色の感じも昔懐かしい雰囲気が漂っていて素敵です。

    辻山:こういう本は、そこに置いてあるだけで「良さそう」な感じを放つんです。「毎日のほん」でも、そういう「良さそう」だと思うエッセンスを書いて、それをつなげていっている感じです。

    夢眠:本の内容をしっかり説明するというよりは、自分がどんなところを「良さそう」と思ったかを紹介するんですね。私、読みたい本はたくさんあってもなかなか全部読めていなくて、「本屋さんとしてお客さんに本をすすめられるかな?」って心配だったので、今のお言葉ですごく勇気が湧きました(笑)。でも「良さそう」と思った本でも、読んでみたら期待通りじゃないこともありますよね。

    辻山:私の場合は色々な出版社や編集者の方を知っているので、本そのものだけではなく付帯情報から「この人が作ったのなら間違いないな」と判断することもありますね。

    夢眠:お友達にも、やっぱり本好きの方が多いんですか?

    辻山:そうですね。大人になると普段は同じ業界の人としか会わなくなるので、必然的にそうなります。ただ、出版社や書店で働いていても、あまり本を読まない人もいるにはいますよ。

    夢眠:それは、ちょっと貴重な人ですね。そういう人でも「読みたい」と思う本が、ベストセラーになるってことなんですね。


    新しいのにどこか懐かしい雰囲気と、本の世界が広がるギャラリー、ゆっくり過ごせるカフェ。Titleにはねむちゃんが本屋に欲しかったものが詰まっているようですが、さて、夢眠書店はどんな本屋さんになるのでしょうか? 次回は第12話最終回、夢眠書店についてのアドバイスをいただきます。お楽しみに。

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