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  • 夢眠書店開店日記 第12話:ねむ店主の師匠!?独立系書店の作り方②

    2016年06月04日
    知る・学ぶ
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    辻山さんの思う“いい本屋”ってどんなお店?

    ― ほかのお店に行かれたとき、辻山さんはどの棚を見て「いい本屋だな」と感じますか?

    辻山:私の場合は人文学や芸術、文学とか、そういう棚を見がちです。でも結局のところ、お店はお客さんと一緒に作っていくものなんですよね。ねむさんも、色々な方がお店に来る中で「この本がずっと売れているな」「私のお店のお客さんはこういう本が好きなんだな」といったことが見えてくると思いますよ。初めから完璧な店にするのは難しいかもしれませんが、何か月かすれば今私の話していることが「そういうことだったのか」と分かるのではないでしょうか。

    夢眠:「今のこの棚、完璧!」と思う瞬間ってありますか?

    辻山:ないですね。でも今の店はぐるっと見渡して把握できる規模なので、“手の内に入っている”という感じがします。今までは大型店にいたので、売れるのが当たり前だったり、1日に200~300点もの新刊が毎日入ってきてとても覚えきれなかったりしたんです。今はそれぞれの棚にどんな本が挿してあるか、だいたい分かっています。

    ― 今置いている本の中で「Titleらしいな」と思う本はありますか?

    辻山:さっきねむさんが手に取っていた『かなわない』(植本一子/タバブックス)は、うちらしいなと思います。あの本は、先週・先々週の売上第1位なんですよ(※取材当時)。

    かなわない
    著者:植本一子
    発売日:2016年02月
    発行所:タバブックス
    価格:1,870円(税込)
    ISBNコード:9784907053123

    夢眠:へぇ~!

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    辻山:あとは『へろへろ』(鹿子裕文/ナナロク社)とか。うちでは世間一般の売れ筋よりも、オルタナティブと呼べるような本が結構売れているんです。そういうところもTitleらしいなと思います。

    へろへろ
    著者:鹿子裕文
    発売日:2015年12月
    発行所:ナナロク社
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784904292648

    夢眠:オーソドックスを目指している中にも「らしさ」があるって素敵ですよね。「ここの店長、分かってるな」と思って来てくれるお客さんも、たくさんいると思いますし。

    辻山:個性が出ないと、わざわざ個人でやる意味がないですからね。小さいお店ほど、自分の個性を出したほうがお客さんに伝わりやすいと思います。


    取材をきっかけに、思いがけず師匠を見つけることができたねむちゃん。次回は夢眠書店を「らしさ」のある本屋さんにするヒントを得るため、Titleらしい「本のある空間」づくりについて伺います。お楽しみに!

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