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1.超影響力を発揮するには、「信用」と「関係性」が不可欠である。
2.信用を得るうえでは、3つのステップがある。相手と打ち解ける「シュムージング」、自信を与える「ストレングス」、仲間意識を高める「類似と共通点」の強調である。
3.関係性の強調には、「この意見の支持率は高い」と知らせること、「みんなと少し違う要素」をプラスすること、ゴールを掲げることが有効だ。
4. 本音がぶつかり合う場面では、きちんと話しただけで人は動かない。重要なメッセージを「反復」して伝えつつ、うまく「権威」を利用しよう。
「あの人は影響力がある」と誰かを形容することはあっても、「影響力のない人だ」と表現することはあまりない。そもそも「影響力を持つのはわずか一握りの選ばれた人だけ」なのだから、あえて影響力のなさを指摘する必要はないということなのだろう。だが一国、一企業を動かすような影響力は持てなくても、自分の周りの人を動かすぐらいの影響力なら、知識と訓練次第で身につけられる。その方法を具体的に示したのが本書だ。
人と人の関わり合いは、理屈だけではどうにもならないことの連続であり、思うようにいかないことも多いかもしれない。しかし本書では、影響力を発揮するうえで重要とされる「信用」と「関係性」を強化するためのテクニックが惜しげもなく紹介されている。どれかひとつを実行するだけでも、着実に自分の影響力を広げていけるようになるだろう。
また、本書は自分の影響力を高めるための本であると同時に、他者から受ける影響を抑えるための本でもある。相手がいまどういうテクニックを使っているのかがわかれば、いたずらに影響を受けず、冷静に対処できるようになるはずだ。
いわゆる「インフルエンサー」に限らず、そもそも人生は影響を与えて、受けての繰り返しである。自らの「影響力」を改善することは、すなわち自らの人生を改善することと同義だ。影響力について学ぶことの意義は、果てしなく大きい。