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―― そこから2015年10月にぐっと伸び始めるまでに、何があったのか気になります。
2015年6月頃に、書店さんへの売り場展開のご提案を本格的に開始しました。2015年10月は、ちょうどリブロのエキュート大宮店さんで大きく仕掛けていただいた時期です。雑誌棚にラックを掛けて『ヤバい心理学』を一面に並べるというインパクトの強い陳列をしていただきました。
―― 真っ黒な『ヤバい心理学』が一列にずらっと並んでいたら、相当お客様の目を引くでしょうね……。
ひと月で300冊以上、2か月間で700冊ほどご販売いただきました。それで弾みがついて、全国的に展開しようということになりました。紀伊國屋書店さんやリブロさん、有隣堂さん、三省堂書店さんをはじめ、全国の書店さんで展開していただいて、ぐっと売上が伸びております。
―― 陳列の仕方については、特に「こういうふうにしてください」と指定なさったんですか?
それまでに展開していただいた書店さんの実績から、「いかに多くの人の目につくか」が最重要点だということを感じておりました。話題書やワゴン台、レジ前に並べたり、売れ筋の本の隣に置いたりして、お客様に「おっ、何だこの本?」と手に取っていただくことを意識してご提案しております。実際に、書店さんではそういうふうに展開していただきました。
―― こつこつと実績を積み上げて、他の書店さんへの提案材料にしながら販売規模を大きくしていったということなんですね。
そうですね。それで、規模が一気に大きくなった2015年10月以降に売上がぐっと伸びているというわけです。ちなみに今年は30万部が目標です!
(取材日:2016年5月12日/聞き手:日販 仕入部 鈴木進也)