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1.幸福感や充実感に満ちた時間の使い方を実践するためには、自分が「何に」「どのくらい」時間を使っているかを知ることが重要だ。
2.24時間をどう使うかを考えることは、人生をどう生きるかを考えることだととらえて、時間の使い方をデザインしよう。
3.タイマーによって作業を「ゲーム化」するなどの工夫により、時間を効率的に使えるようになる。
4. 集中力を維持させる方法を学び、フロー状態をつくりだすことで、時間密度を何倍も高めることができる。
「時間を操る能力をもつのはボスキャラだ」。こんな通説を、マンガやゲームの世界でしばしば聞いたことがある。時間を自由に操れる主人公が痛快に敵を倒していく話や、その能力を使いこなそうと奮闘する姿から時間の重要性を学べるような話も存在する。では現実世界に目を向け、「時間を効率良く使えているか?」と自問してみよう。歯切れ良くイエスといえる人はなかなかいないのではないだろうか。
「時間の使い方を変えることは、生き方を変えること」。本書を読むとそんなメッセージが胸に突き刺さった。著者は、本気で人生を変えたいと思ったら、まずは時間の使い方を変えなければならないと主張する。メールの返信や書類の処理に没頭し、短期的な達成感を得ることで満足していないだろうか。著者はそのような人たちに向けて、時間の使い方を可視化し、デザインする方法を紹介していく。そのゴールになるのは、「ベッドから毎朝飛び起きたくなる人生を過ごす」ことだ。
読者の気になった箇所からサクサク読める構成になっており、どのタイムマネジメント方法も科学的なエビデンスに基づくものばかり。手軽に取り入れやすく、効果を感じやすいため、継続がしやすくなることだろう。日々の生活で時間に追われていると感じている人はもちろん、いまの生き方に疑問を持っている人にも、時間という切り口から人生を見つめ直すうえで格好の一冊としておすすめしたい。