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1.4分割ノート術によって、働き方は「空回りの苦労人」「下手の横好き」「優秀な不幸者」「最高の仕事人(スイート・スポッター)」に分けられる。
2.だれでも、水を得た魚のように生き生きと自分の役割を果たせる場所がきっとある。人生の早い段階で4分割ノート術を使い、自分の「得意/苦手」や「好き/嫌い」を知ることが有効だ。
3.そして苦手なこと/嫌いなことからは距離を置くべきである。我慢して「置かれた場所で咲く」ことはないのである。
「自分は、今の仕事に向いているのだろうか」
「これがほんとうに自分のやりたかった仕事だろうか」
そのような悩みを抱えている人は少なくないだろう。しかし「石の上にも三年」という言葉があるように、多くの人は気持ちを押し殺し、とにかく今置かれた場所でがんばろうと考えるのではないか。
著者によれば、そうした人と仕事のミスマッチは、自分のことが見えていないところからくる。そして自分の「見える化」をするために「好き/嫌い」「得意/苦手」の2軸により、これまでの仕事での経験や私生活の出来事を整理してみることをすすめている。これが、タイトルにもある「自分の強みを引き出す4分割ノート術」である。
多くの人は自分の強みに気づいていないという。まるで息を吸って吐くのと同じように、自分にとってはできて当たり前のことなので、それがすごいと思っていない場合が意外と多い。また苦手だと薄々気づきながら、認めるのが怖くて無理をしてやっているようなこともあるだろう。そうしたネガティブな要素も、4分割ノートに書き出してみると次に進む勇気に変わる可能性がある。
本書はノート術のほかにビジネスパーソンに必要な思考のフレームワークや発想法がコンパクトにまとめられている。就職活動の自己分析にも最適な自己啓発書だ。