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1.勉強を始める前や休憩時間などに、軽い運動や散歩をしよう。運動によって体の血液を巡らせることで、脳にどんどん血液が送られて勉強の効率がアップする。
2.「覚えられない」「一度は覚えたのに忘れてしまう」のは、脳がその情報を重要ではないと判断しているからだ。「重要だ」と自分に言い聞かせ、何度も復習して記憶を定着させることが大切だ。
3.「やる気がでない」を解決するには、「やる」しかない。「やる気スイッチ」である脳の側坐核は、体から送られてくる刺激を受けて作動する。
学生の頃、試験勉強を始めようと思うと、ふと散らかった机の上や部屋の隅のホコリが気になってしまったという経験はないだろうか。ついつい先延ばしにしてきたのに、そういうときに限って掃除が面白いようにはかどる一方で、勉強はまったく進んでいない――ということが。
なぜ、試験前になると掃除がはかどるのか。そして、掃除をしてしまう時間や労力を勉強に向けるためには、どうしたらいいのか。本書を読めば、きっとその方法がわかるはずだ。
本書で紹介されているのは、「最強の勉強法」である。「やらなきゃいけない」と思いつつも、やる気が起きない、集中力が続かない、覚えられないなど、さまざまな悩みが勉強の邪魔をしてくるものだ。だが本書を読めば、そうした悩みを解消し、より効率よく勉強する方法がわかる。ちょっと意外な方法もあるが、どれも脳科学、認知心理学、心理言語学などの科学的研究に裏付けされており、しかも今すぐ気軽に試せるものばかりだ。逆に、今まで「正しい勉強法」と思われてきたものには、脳や認知システムの性質から考えると、逆効果になるものもあるという。
学生はもちろん、社会人になっても、勉強から逃げることはできない。本書を読むだけでも、自分の脳が持つ可能性になんだかワクワクしてきて、「もっと勉強したい」という思いがわいてくるはずだ。楽しく、効率よく勉強したい人におすすめの一冊である。