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1.いつの時代も新しいテクノロジーが未来を変えてきた。しかし、登場した当初は受け入れられない。
2.6Gの普及により、あらゆるものがインターネットでつながることになるだろう。
3.日本は超高齢化社会になり、これまで以上に貧しくなる。
4.年金はもらえるが、額が少ない。自ら資産形成をする必要がある。
5.環境問題は不幸に直結する。
6.未来の萌芽は現在にある。今ある知識・情報を使って未来を予測することが大切だ。
今から20年後の2040年、私たちの住む世界はどうなっているか。まだ先のことのような気もするが、そのときはあっという間にくるだろう。
少子化による人口減や、経済成長の鈍化はこれまで何度も指摘されてきた。しかし、目に見える変化がないことから、感覚的にピンと来なかった人も多いだろう。要約者もその一人であるが、本書を読んで恐ろしくなってしまった。想像以上に大変な未来が待っている、と――。
だが、希望もある。テクノロジーの進化だ。10年前にスマートフォンを持っていた人はほとんどいないはずだ。しかし、今では誰もが“スマホ”を持ち、生活のインフラにすらなっている。社会全体のデジタル化が進み、オンライン会議もあたりまえになりつつある。今後はあらゆる分野でAIが利用されていくだろう。
政府やさまざまな機関が示す「未来予測」は、あくまで現状の延長を想定していて、テクノロジーの発展は加味されていない。いつの時代も、未来を変えてきたのは新しいテクノロジーだ。本書によると、20年後には空飛ぶクルマやドローンによる宅配も普通になっているという。私たちの予想を超える「近未来」が、目の前にやってきているのだ。
ここ1年は新型コロナウイルスに振り回され、自然災害も立て続けに起こった。これまで以上に先の予測が難しく、1年先のことすら見通せない日が続く。しかし、未来の萌芽は「今」にある。私たちの未来が少しでも明るいものになるように。本書をその道しるべとして活用してほしい。