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1.マインドフルネスとは、自分が何をしているかに気づき、気づいたことに対して判断を下すのではなく、あるがままに、明確に、その物事をとらえることだ。
2.脳に負荷をかけるタスクを行っていないと、脳が不安に弱くなる。「脳の筋トレ」で不安脳を改善し、不安があっても「悪くない」と思える状態を目指そう。
3.お坊さんやサイコパスは、過去への後悔や未来への不安が少ない。彼らのように「いまここに集中」することで、ストレスやプレッシャーに強くなり、マインドフルネスな状態になれる。
大きな試練が目の前に立ちはだかっている。乗り越えられれば大きな成功を手にできるかもしれないが、失敗したときのことを考えると不安でたまらない。前向きな気持ちを持とう、勇気を振り絞ろう、自信を持とうと心がけたところで、なかなかうまくいくものではない。それどころか、考えれば考えるほど、どんどん不安にとらわれていき、身体が固くこわばってしまうものだ。
そんなとき、本書の紹介する「マインドフルネス」が助けになるかもしれない。著者のメンタリストDaiGo氏が様々な研究成果を引用しながら、マインドフルネスについて理論的な説明を加えるだけでなく、誰もが経験したことがある日常的な事例に役立つ考え方や習慣を提案してくれる。マインドフルネスは、特別な訓練が必要なものではなく、日常生活に自然に取り入れられるものだ。
本書で解説されているテクニックを取り入れてみると、不安やストレスといったネガティブな感情にとらわれるのではなく、ネガティブな感情を抱いている自分を客観的に見つめる視点を持てるようになるだろう。不安やストレスのある状況に対して、マインドフルネスは即効性のある解決策ではないかもしれない。しかし、「いまここ」に集中する体験を積んでいくことで、ネガティブな感情があっても悪くないと思える、ネガティブな感情に強い自分になることができるだろう。そうすることで、自分の持てる力を最大限に発揮できるようになるのではないだろうか。