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1.人の能力は努力によって伸ばせる、という「しなやか系マインドセット」を持とう。特定の行動をするための神経回路は、「キツイ練習」を増やせば増やすほど、強力で長続きするものになる。
2.マージナル・ゲインという考え方を取り入れよう。大きな目標を小さく分解し、一つひとつに「ほんの小さな改善」を加える。改善がかけあわされれば、全体は大幅に改善される。
3.大切なのはスタートを切ること。最高の自分になることだけを目指して、目標に全力で取り組むことだ。
「くたびれて自分に自信がなくなった」、「やる気に火をつけたい」、「何かを達成したい」――以上のような思いがあるときは、ぜひ本書を手にとってみてほしい。
本書はイギリスで大ヒットした、子ども向けに書かれた成功哲学の本である。読みやすくわかりやすく、しかも本質を教えてくれる。子ども向けの良書は、大人にとっての良書であることも多い。まさに本書はその好例である。
著者マシュー・サイドは、卓球選手として輝かしい経歴をもち、執筆業に転身してからもヒットを飛ばしているが、自分のことを「ふつうの子」だったと語る。ふつうの子が目標を持って、努力をしたことで、スゴイことを達成できた。夢を実現するために必要なのは才能ではない、きちんとしたやり方に沿って努力をすることだ、というのが著者の主張だ。そのやり方を、誰もが知っているような偉人たちやミュージシャン、スポーツ選手たち、そして自身の経験を挙げながら、本書でじっくり解説している。
とはいえ著者が言いたいのは、富や名声を勝ち取ろうということではない。重要なのは、何もせず一時の楽しみに流される人生を送るのではなく、行動して何かの達人になろう、なりうる最高の自分になろう、ということだ。
本書から学べるのは、自信をもてるようなマインドセットのつくり方と、努力の方法である。人生を前向きに歩んでいくための知恵がここにある。ぜひあなたの生活にも取り入れてみてほしい。