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1.仕事を締め切りまでに終わらせるには、「仕事にかかる時間」を正しく見積もることが重要だ。心理的な余裕「スラック」を持つことが、生産性向上につながる。
2.締め切りをゴールに設定すると、予想外の事態(誤差)に対応できない。そこで、締め切りの前に、もう一つの締め切りを設定することが望ましい。
3.「ロケットスタート時間術」では、指定された期間の最初の2割を使って仕事に全力で取り組み、仕事全体にかかる時間を把握する。さらに、スタートダッシュで全体の8割方を仕上げて、余裕を生み出す。
1日中仕事ばかりで、本来大事なことに使う時間がない。そのような悩みを抱えているビジネスパーソンも多いのではないだろうか。しかし、この本で紹介される「超速時間術」を実践していくことで、人生の過ごし方を変えられるはずだ。
著者の中島氏は、米マイクロソフト本社でWindows95の開発に携わった伝説のプログラマーである。今では当たり前のように身体化されているだろう「ドラッグ&ドロップ」を普及させた張本人だ。このような世界を変える発明を生み出せたのは、「時間を使いこなしたことによる功績」だという。それまでの彼は、自分より優秀だと感じるプログラマーに圧倒され、おまけに英語も話せなかったのだ。しかし、時間の使い方に向き合い、効率化することで、優秀な人たちを飛び越えるくらいに能力を高めることができた。成功のカギとなったのは、著者が半生をかけて生み出した「ロケットスタート時間術」だ。猛烈なスタートダッシュにより、心の余裕を生み出し、成果を次々と出していくという。
さらに、本書の魅力は、時間術のノウハウを紹介するだけでなく、「時間とは何か」の本質に迫っている点である。読み進めるにつれて、時間を使いこなすメリットを痛感し、諦めかけていた「本当は実践したかったこと」に時間を投資できるようになるだろう。あなたの明日からの過ごし方を変えてくれる一冊であることは間違いない。
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