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1.幸せに生きている「成功者」の共通点は、自分の特性を理解し、強みを活かし、弱みは仲間と補いあっていることだ。
2.FFS診断を受けると、「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」の5つの因子とストレス状態が数値化され、自分の個性に影響を与えている因子を特定することができる。
3.日本人に多い「保全性」が高いタイプは、最初の一歩を踏み出しづらい一方で、一度やると決めるとコツコツ努力し、成功体験を積みながら成長できる。
より良い対人関係を築かせ、その中で従業員を成長させようと、多数の企業で採用されているFFS診断。診断を受けたことがある方も多いのではないだろうか。
FFS理論は、5つの「因子」の組み合わせで人の思考行動パターンを解説し、自己理解・他者理解・組織理解を促進しようとするものだ。FFS診断を導入して、メンバーの自己理解・他者理解が進み、チーム編成のときにも異なる個性の人同士が協力できるようになるなど、その効果を実感している組織も多いようだ。そんなFFS理論に人気コミック『宇宙兄弟』を組み合わせることで、理論をよりわかりやすく解説していくことが本書のねらいだ。
作者である小山宙哉氏の観察眼が光っているのか、『宇宙兄弟』にはさまざまな因子の影響が強い、異なる個性を持った人物たちの成長がリアルに描かれている。キャラクターの個性やその組み合わせを通してFFS理論を見れば、各因子の特徴をより深く理解することができるだろう。作中の名場面に絡めた解説は、『宇宙兄弟』ファンにはもちろん、作品を知らない人にもわかりやすいように作られており、どんな人でも楽しく理論を学べるはずだ。さらに、書籍購入特典である「宇宙兄弟バージョン」のFFS診断を受ければ、自分と似た特徴を持っているキャラクターを知ることもできる。
幸せな人生は正しい自己理解から。そんな本書の信念に、『宇宙兄弟』とともに触れてみてはいかがだろうか。