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  • 「ドーナツ」を学術的に考える!?ユニークな“知的格闘”に学ぶ、常識にとらわれない思考法【総合3.8】

    2020年09月27日
    知る・学ぶ
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    ドーナツを穴だけ残して食べる方法
    著者:大阪大学ショセキカプロジェクト
    発売日:2019年09月
    発行所:日経BPM(日本経済新聞出版本部)
    価格:990円(税込)
    ISBNコード:9784532199555

     

    『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』(日経ビジネス人文庫)の要点

    1.「ドーナツを穴だけ残して食べる」なんて不可能だ。そんな常識を疑うこと、誰もが当たり前だと考えてきたことを覆すことこそ、学問の醍醐味だ。

    2.ある工学者は、工学的な切削の限界について考え、さまざまな方法を検討する。また、ある美学者は、食べられるドーナツにあいている穴は、いつまでも消えない「理想」だととらえている。

    3.ある数学者は4次元空間ならドーナツの穴を残せると主張する。一方、歴史学では、「ドーナツに穴があいている」という前提を疑うアプローチも存在する。

     

    『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』(日経ビジネス人文庫)レビュー

    「ドーナツを穴だけ残して食べるには?」と問われたら、どう答えるだろうか。ドーナツを食べてしまったら穴どころか何も残らないし、穴だけ残して食べるなんて不可能だ。こんな問いは馬鹿げている、といった反応をするのではないだろうか。

    しかし、ここで常識を疑い、学問の知見のもとに「本当にそうだろうか?」と突き詰めてみるとどうか。学問の醍醐味は、誰もが当たり前だと考えてきたことを覆していく点にある。そう考えると「ドーナツを穴だけ残して食べる」という問いに向き合うことは、学問の力の見せどころではないだろうか。

    この問題に取り組んだ研究者たちの分野は、工学、美学、数学、歴史学、人類学など実に多彩だ。彼らの向き合い方にも度肝を抜かされる。「そもそもドーナツに穴なんてあるのだろうか」「ドーナツは近代国家そのものなんじゃないか」。そんなことを言い出すのだ。それは決して奇をてらったわけではなく、自らの知見を「ドーナツの穴」に注ぎ込んだ結果である。

    実はこの問いは、インターネット上の談義では1つの定番ネタである。情報が淘汰と進化を繰り返すインターネット上で、この話題が生き残っているというのは、議論することで新たな価値観が見出されていることの表れといえよう。そんな「ネタ」に、学問の立場から本気で取り組んだら、どんな世界が見えるのか。ユニークな知的格闘の記録から、常識にとらわれない発想や思考のエッセンスを学んでみてはいかがだろうか。

    『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』(日経ビジネス人文庫)のもっと詳しい要約はこちらで公開中! 〉〉

     

    『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』(日経ビジネス人文庫)が気になる方におすすめ

    問いのデザイン
    著者:安斎勇樹 塩瀬隆之
    発売日:2020年06月
    発行所:学芸出版社(京都)
    価格:2,970円(税込)
    ISBNコード:9784761527433

     




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