'); }else{ document.write(''); } //-->
1.コミュニケーション能力をみがくためには、人間の3つの本質を理解し、それを受け入れることから始めなければならない。
2.人が抱くもっとも大きな衝動は、自分が重要だと思いたいということだ。相手に自分が重要な人間だと思わせられる人は、相手からポジティブな反応を引き出すことができる。
3.私たちは、これまでの人生で他人から「できない」という条件つけをされていることが多い。古い条件づけを追い出し、自分の「できる」習慣を身につけよう。
コミュニケーション能力が抜群に高い、カリスマ性のある人を見て羨ましく思ったことはないだろうか。初めて会った人とでもすぐに打ち解け、人々の心を動かし、行動を変える。その能力はビジネスシーンでもプライベートでも抜群の効果を発揮する。多くの人は、そんなカリスマを天性の才能だと思っていることだろう。
しかし、あのベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』を生み出したピーズ夫妻によれば、カリスマとは後天的な才能なのだという。だとすれば、正しい知識さえ身につければ、私たちは人を動かす力を高めることができるということになる。
本書では、人間の本質にもとづいて、人の心をとらえコミュニケーションを円滑にするための28のルールが紹介されている。アメリカ文化を下敷きにしているため、日本の読者が実行する際にはアレンジが必要となる部分はあるものの、実践的で明快なテクニックの中には、すぐにでも行動に移せるものが多数含まれている。
著者のつきつける人間の本質を受け入れがたく感じる人もいるかもしれない。それでも、ルールの背景にあるその本質を理解したうえで、自分のコミュニケーションのあり方を見直すことができれば、相手からポジティブな反応を引き出せるようになるはず。日常会話からビジネス会話まで、自分のコミュニケーション能力を磨きたいと思っている方にとって、ヒントになる情報が満載だ。