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今なお世界各地で感染拡大が続くコロナウイルス。日本も例外ではなく、この原稿を書いている5月29日の時点ですでに“一括解除宣言”されるなど、一部で明るい兆候も出てきた。一方で、入社予定者の内定取り消し、大学生の困窮問題など、あらたな問題も浮き彫りになってきており、不安を抱える就活生が大半であろう。
本来であれば、毎年この季節は、リクルートスーツに身を包んだフレッシュな学生たちが日本中を駆け回るシーズンだ。しかしながら、そんな風物も影を潜め、街は静まり返っている。
「この先、自分たちはどうなるんだろう」そんな心配が頭をよぎる日々を送るのは当然であろう。私の世代はいわゆる“就職氷河期”であったが、コロナ禍による現状はそれ以上に深刻であり、心中察するに余りある。
一方で「発想を変えてみてはどうだろう」という思いもある。なぜなら彼ら、彼女たちは、コロナによる社会不安の中でも、さまざまな企業の動向を見極めることができるからだ。
たとえばマスク、除菌アイテム、洗剤などの製造・販売会社、テレワークの推進をサポートする新進気鋭のIT企業、外出自粛により売り上げが伸びている飲料メーカー、同じくデリバリーでの需要を伸ばしている外食産業。ほかにも潤沢なキャッシュで、アフターコロナを見据えるリゾート施設など、逆境に強い企業や新しいアイデアを想像する企業に就職できれば、元気な日本をその手で取り戻せるかもしれない。そのためにも、就活生の置かれている状況をおさえ、非常事態宣言解除後の就活はどうなるのかを見据えることは必須だと考えるのだ。
しかしながら、上記の企業はいわゆる“大手有名企業”が大半だ。「どうせ、入社なんてできないよ」と決めつけている、学歴に自信のない就活生も多いことだろう。
そんなときにバイブルにしてほしいのが『就活の鬼十則 ~学歴フィルターをブチ壊す逆転内定術』だ。著者の上武大学ビジネス情報学部の専任講師である小杉樹彦氏は、自身のゼミから多くの一流企業に生徒を送り出しており、スゴ腕の“内定請負人”としても名を馳せている若きインフルエンサー。本年もすでに多くの学生から相談のメールが止まらないという。
本書では、小杉氏のゼミ生しか知り得なかった「鬼強(おにつよ)ルール」を初めて披露してくれた。本書のタイトルからも想像できるように、提言しているのはたった十則。ここに、第一則とそのメソッドを紹介しておこう。
第一則「フライングスタートを切れ」:
・就活には2つの「戦略がある」
・なぜ一週間の始まりは「日曜日」なのか?
・「マイペースなハイペース」を目指す
・「午前10時まで」が真剣勝負
・「5分前」行動を心がけよ
いかがだろうか? 「こんなので就職が決まったら苦労しないよ」と感じた人もいるだろうが、“昨日の常識は今日の非常識“と言われるほどに現代社会は変化が激しい。それはコロナ感染拡大で世界の構図がガラリと変わろうとしていることからも、おわかりいただけるだろう。
そんな時代にあっても、東大・京大・早慶MARCHなどの学歴フィルターをブチ壊し、アフターコロナに希望をもたらす「鬼強ルール」は、逆転内定を現実的なものにする就活バイブルの決定版と言っても過言ではないだろう。
最後に小杉氏の魂のメッセージで終わりとしよう。
「学歴なんてクソ喰らえだ。東京大学を出ようが、ハーバード大学を出ようが、その人の持っている個性、よさは学歴では測れない。本書を読んでいるキミが今、不利な状況からのスタートを余儀なくされているならば、学歴の壁をぶっ壊して、心の底から納得のいく就活を行ってもらいたい。本書がその一助となれば著者冥利に尽きる」
著者プロフィール
小杉樹彦 Tatsuhiko Kosugi
株式会社Brave New World代表取締役CEO
上武大学 ビジネス情報学部 専任講師1986年4月7日。寅年。東京都港区生まれ、品川区育ち。血液O型。
慶應義塾大学大学院修了後、約10年間にわたり一貫して教育業界に従事。現在は教育ベンチャーを経営するかたわら、大学にて教鞭を執る。
ゼミでは上場・有名会社に内定者を続々輩出。就活関係者からは「内定請負人」の異名を取り、10〜20代を中心に進学から就職、起業まで延べ3,000人以上のキャリア支援に携わった。
NHK、TOKYO MX、日経BP、プレジデントなど、教育評論家としてもTVから雑誌まで幅広いメディアで活動中。
主著『勝者のプレゼン』(総合科学出版)、『減点されない!勝論文』(エール出版社)、『20代で身につけたい働き方の基本』(新評論)、『行列のできる公務員試験対策ゼミ』(日本橋出版)ほかロングセラーを多数執筆。本書は13作目。