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実業家のロルフ・ドベリさんによる、クリアな思考方法がまとまった「52の思考法」シリーズ。日本国内ではベストセラーとなった『Think clearly』や『Think Smart』がビジネスマンの定番本として親しまれています。
2013年に『なぜ、間違えたのか?』(サンマーク出版)という書名で発売された本シリーズの1作目が『Think right』と改題され、6月17日(水)に発売されました。
人は誰しもが「自分は論理的に正しい選択をしている」と考えます。
しかし、ドベリさんは、、人間の思考には100を超えるワナが潜んでいると本書で述べています。例えば、サンクコスト(埋没費用)のワナがあります。
映画の途中でつまらないと感じた場合、みなさんはどうしますか?
多くの人が、既に支払ったチケット代のことを考え、最後まで映画を観続けようとするでしょう。実際には、映画館を出て他に有意義な時間を過ごせたにも関わらず、このような選択をしてしまう。ここにサンクコストのワナがあります。
もはや回収できない時間や資金にこだわらず、ふくれあがった費用や損失を無視してこそ、合理的な判断ができるのです。
(『Think right』72ページより)
こういったシチュエーションでは、人は「せっかくお金を払ったんだし、(途中で止めるのは)もったいないな……」と考えています。本書では、こうした身近な例を使用しながら、この思考の“落とし穴”について明らかにします。
どんな人でも論理的ではない選択をすることはあります。しかし、誤った選択を行なうタイミングやその結果を事前に知っていれば、ある程度は避けることができるはずです。
52パターンもの例が紹介されている本書は、先入観の落とし穴に落ちずに、よりよい選択ができる思考法を身に付けるために必読の1冊です。
・「よい人生」を送るための“思考の道具箱”!世界29か国で翻訳のベストセラー『Think clearly』【総合4.0】
・ベストセラー『Think clearly』続編!人生で減らすべき「間違い」とは?【総合4.0】