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1. アイデアとはアウトプットである。どんなに素晴らしいアイデアでも、頭の中から出ない限りアイデアとは呼べない。
2.妄想を無限に広げていくコツは、誰かに褒められようとせず、自分が楽しければいいと開き直ることだ。周りの目を気にせず、自分が好きなもの、面白いと思うものを追求しよう。
3.思いついたことは、まずは書いてみよう。デタラメでもラフでも、とにかく文字や形にしてみる。そこがアイデアの出発点である。
日常的にインターネットで検索するようになり、「ググる」という言葉が一般化したのは、いつからだろう。私たちは何かにつけて、すぐググってしまう。気になることがあるとき、レポートを書くとき、晩御飯の献立を考えるとき。頭で考えるよりも先にググることすら、既に誰もが経験済みだろう。
本書は、そんなググり依存の私たちに警鐘を鳴らす……ではなくて、「ググる前に、自分の頭で考えた方が面白いアイデアが浮かぶよ」と、ユルくやさしく提案してくれる一冊である。何かを考えるとき、まずはあれこれ妄想をして、アイデアの種を探る。ググるのはその後だ。
そもそも「アイデア」とは、まだ存在しない、これから生まれるものだ。一方、検索で得られる情報は、すでにあるもの、過去のもの。問題解決のための新しい方法は、新しく、正解のないものである。これらは検索で見つかるはずはない。自分で作るしかないのだ。
「そうはいっても、すぐググっちゃうんだよね」という人が大半であろう。そこで本書の本領発揮である。誰でもすぐにできるアイデアの種の見つけ方、妄想の方法が山のように登場する。
まずは紙とペンを用意しよう。5分もあれば、検索では見つからない、自分らしいアイデアの種が目の前にあらわれていることだろう。
はじめは慣れないかもしれない。しかし、こうした練習を日々重ねていくことで、気がつけば自分の頭が「アイデアの宝庫」になっていること請け合いだ。