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今週 | 先週 | 順位 | 書名 | 著者 | 出版社 |
1 | 1 | → | 幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(2) | 岸見一郎 古賀史健 |
ダイヤモンド社 |
2 | 2 | → | 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え | 岸見一郎 古賀史健 |
ダイヤモンド社 |
3 | 3 | → | 結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる | 藤由達藏 | 青春出版社 |
4 | 4 | → | 超一流の雑談力 | 安田正 | 文響社 |
5 | 5 | → | 大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる | 井堀利宏 | KADOKAWA |
6 | 7 | ↑ | 自分を変える習慣力 | 三浦将 | クロスメディア・パブリッシング発行 インプレス発売 |
7 | 6 | ↓ | 身近な人が亡くなった後の手続のすべて | 児島明日美 福田真弓ほか |
自由国民社 |
8 | 8 | → | 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! | 山崎元 大橋弘祐 |
文響社 |
9 | – | 再 | ありがとうの神様 | 小林正観 | ダイヤモンド社 |
10 | – | 再 | 会社四季報 業界地図 2016年版 | 東洋経済新報社 | 東洋経済新報社 |
今回は2月18日に発売された『シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か』(日本経済新聞社/日本経済新聞出版社)をご紹介します。
「キングギドラ経営」「会長主導のクーデター」「1社長1工場」──。シャープは権力者の人事抗争の末に悲劇が起きた。堺工場に代表される液晶事業への身の丈にあわない巨額投資の失敗はもちろんだが、経営危機に陥った後に内紛が激化し、効果的な打開策を打ち出せず、傷口が広がった。
液晶主導の成功から赤字転落、鴻海精密工業による買収提案まで、日本経済新聞大阪本社・経済部が総力を挙げ、名門企業が瞬く間に転落する姿を描く。
【序章】 人事抗争による悲劇
【第1章】 追い込まれたプリンス
【第2章】 実力会長の誤算
【第3章】 復讐のクーデター劇
【第4章】 内なる敵を排除せよ
【第5章】 受け継げない創業精神
【第6章】 危機再燃で内紛勃発
【第7章】 頓挫した再建計画
【終章】 悲劇は終わらない
経営不振のシャープは官民出資の投資ファンド「産業革新機構」の支援による再建を目指していましたが、最終的には台湾のEMS企業である鴻海精密工業の傘下に入る方針を固めました。しかしその後浮上したシャープの「偶発債務」の問題によって、最終合意は今月へとずれ込んでいます。
本書『シャープ崩壊 ―名門企業を壊したのは誰か』は、シャープの絶頂期から転落までの詳細、直近の鴻海との買収交渉までの全てを解説している一冊です。現在の読者は9割が男性で、『東芝不正会計』(今沢真/毎日新聞出版)や『パナソニック人事抗争史』(岩瀬達哉/講談社)、『しんがり』(清武英利/講談社)など企業を題材にした本と併読されている傾向にあります。