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1. 「古い就活」は、リアリティ・ショック、3年離職、そして自分の就活への後悔をもたらしてきた。
2.「新しい就活」では、自己分析、エントリーシート、企業説明会、インターンシップにおけるシフトチェンジが必要だ。
3.面接では、地アタマ力、同性に好かれる力、その場しのぎ力の3つの力を見られていると心得よう。
4.日本型のキャリアデザインには「筏下(いかだくだ)り型」と「山登り型」のふたつがあり、「筏下り型」から「山登り型」に移行するのが理想的だとされてきた。現代においては、「ラフティング型」から「ボルダリング型」への移行が望ましい。
著者が読者に伝えたいこと、それは「今すぐ古い就活をやめて、新しい就活を始めよう!」ということだ。
先輩の話を鵜呑みにする、みんなと足並みを合わせてインターンシップに行く、型にはまったエントリーシートを書く、とりあえず人気企業を選ぶ……こうした「古い就活」をしている以上、就職における真の成功は望めない。たとえ就職できたとしても、理想と現実の違いにショックを受け、こんなはずじゃなかったと後悔する羽目になると著者はいう。実際、せっかく入った会社を3年以内に辞めてしまう若手社員は後を絶たない。
では、後悔しないためにはどうすればいいか。それは、「新しい就活」にシフトチェンジすることだ。今、企業がどんな人材を求めているか、今の社会ではどんな能力が必要とされているかを見極め、変化していく時代の中でしっかりと生き抜く力を養うことで、その「新しい就活」は見えてくる。
自分に2億円の価値があるか問うところから始まる「新しい就活」は、厳しいようだが、これからの時代に「自分らしくはたらく」ためには欠かせない。大学生活の中で身につけておきたい能力や自己分析の方法、面接の必勝法など、「新しい就活」の知恵がたっぷり詰め込まれた本書は、もはや就活の成功に必須だと言ってもいいだろう。