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池上彰さん監修の『なぜ僕らは働くのか』が3月19日(木)に発売されました。
10代の子どもたち向けに、大人でも答えるのが難しいこの問いを考えるためのヒントが、マンガやイラストとともに分かりやすく紹介されています。
『なぜ僕らは働くのか』目次
第1章:仕事ってなんだ?
第2章:どうやって働く? どうやって生きる?
第3章:好きを仕事に? 仕事を好きに?
第4章:幸せに働くってどういうこと?
第5章:大人も知らない未来の“働く”
第6章:いま あなたたちに伝えたいこと
働く前の年齢、特に10代の頃は誰もが将来について漠然とした不安を抱くのではないでしょうか。
「自分はこれからどうなるんだろう」「どうして勉強しないといけないの?」「なんで働く必要があるの?」……。すぐに答えの出ない悩みに、眠れない夜を過ごした人も多いはず。
今の子どもたちも、同様の不安を抱えています。この本はそんな子どもたちにたくさんのヒントをもたらしてくれます。
子どもは世の中に存在する仕事をよく知らないものです。子どもたちの将来なりたい職業ランキングには、学校の先生や芸能人、スポーツ選手など、生活の中で接する機会の多い職業が目立つことからもそれが分かります。
この本では、一つの職業を示しながら、その周りにもさまざまな人が関わっていることが紹介されています。
例えば、ランキングの上位に入るサッカー選手。
「サッカーが好きだから」と言ってもなれるのは、残念ながら一握りだけです。しかし、なれないから「好き」を諦めるのではなく、選手以外にも、その「好き」を活かせる仕事があります。スポーツトレーナーや用具の開発者、スポーツ記者などサッカーに関わる仕事は子どもが思っている以上にあります。
大人がどういう仕事をしているのか具体的な働き方を挙げることで、子どもたちの将来に対する不安を和らげることにもつながります。
働くことは大人にとっても決して自明のことではありません。本書を通じて、子どもだけでなく大人も働くということについて考えさせられます。
各章の終わりに掲載されている「働く人の声」を読むと、働く意味や仕事の価値は人それぞれ。
ワークライフバランス、ダイバーシティなど、今は生き方や働き方が問い直されています。この変化の中で、「なぜ僕らは働いているのか」と大人自身がよく知る必要があるのではないでしょうか。
この本には、いろいろな働き方の可能性が示されています。
子どもたちが働くことについてイメージを膨らませるのに役立つのはもちろん、大人であっても見落としている働き方・仕事観にはっとするかもしれません。
わからないことを学び、悩みながらも決断して、少しずつ成長していく。それは大人も子どもも同じで、その経験の数が大人のほうが多いだけなのです。(p.218「あとがき」より)
『なぜ僕らは働くのか』特設ページには、第1章のマンガ全ページと、それぞれの章の図解ページのサンプルが掲載されています。
特設ページはこちら
誰もがより良い働き方に出会うチャンスを持っています。この本をきっかけに、子どもも大人も、働くことについて向き合ってみてはいかがでしょうか。
・大人としての“最低限の知識”身に付いてますか?政治・経済の基礎の基礎を解説!
・“名著の漫画化”はやっぱり侮れない 『働くということ』を読んで考えたこと