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1.すべての人が同じ睡眠パターンを持っているわけではない。早寝早起きの「朝型」に分類される人と、その反対である「夜型」の人、その中間に属する人がいる。
2.睡眠は記憶力や運動スキルを向上させるうえでも、ダイエットをするうえでも重要である。
3.夢と睡眠は、メンタルヘルスを整え、問題解決力や創造力をもたらしてくれる。
4.長時間労働を誇りに思うような企業文化は明らかに間違いだ。従業員が十分な睡眠時間を確保できる環境を整えることが、これからは重要になってくる。
「今日も残業で家に帰れない」、「付き合いで飲みに行ったら終電ギリギリ」、「ドラマを見て気が付けば深夜に……」――とかく現代の私たちは、睡眠時間を削ってしまいがちだ。この1週間を振り返ってみて、健康にいいとされる8時間睡眠を取った日は何日あるだろうか。
本書はカリフォルニア大学教授であり、睡眠コンサルタントとして数々のメディアで活躍する著者が、睡眠を科学的に解説し、睡眠との正しい向き合い方を提案するものだ。睡眠を十分に取れば、肥満や病気に打ち勝てるだけでなく、記憶力や運動スキルまで高まるという。それは逆に言うと、睡眠を十分に取らないと、さまざまなリスクが高まるということでもある。本書を読むと、人生においていかに睡眠が大切なのかを再確認するとともに、睡眠不足がいかに人生に悪影響を及ぼすかを知ることになる。睡眠に対する考えが一変するだろう。
十分な睡眠を確保するだけで、不安が和らぎ、創造力も豊かになるとして、はたして十分な睡眠を取らない理由があるだろうか。「成果を出すために徹夜をする」というのは時代遅れの風習にすぎない。睡眠はまさに、仕事や私生活での成功を掴むためにも欠かせないものなのだ。本書を読んで、十分な睡眠を取る習慣を身に付け、仕事や私生活をより豊かにしていただければと思う。