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3月6日(金)、あさ出版から『商談・会議・雑談でなぜか一目置かれる人が知っている「数字」のコツ』が発売されました。
著者は、経営コンサルタントの山本崚平さん。大学卒業後、経営コンサルティングの会社に入社しましたが、当初山本さんは、数字を読むに対して強い苦手意識を持っていたのだそうです。
本書では、そんな「数字」を山本さんがどう克服していったのか振り返り、押さえておくべきコツを紹介しています。
世の中にはあらゆる情報が流れています。中でも「数字」は、その大小によって価値を示したり、数字の有無によって、その情報の信頼性を左右することもある重要な要素です。
「大きい数字」でも数えればいいじゃないか、という意見もあると思います。
しかし、ビジネスで目にする大きい数字は、それが意味することを「読み取って」、そこから新たな施策や改善策を提示、決定・行動するためのもの。
本来の目的以外に頭を使ってしまうと、脳のメモリを余計に使用してしまい思考はビジーな状態になります。必要のないものには、可能な限り頭を使わないようにすることが重要です。
「大きな数字」を読むのは厄介です。たとえば、「総務省の調査によると、2019年9月段階の日本総人口は126,131,444人です」と数字を見た時、すぐに「1億2613万1444人」と理解できたでしょうか。
もちろん「日本の総人口は1億2000万人くらい」という知識がある人はすぐに分かったかもしれませんが、一の桁から「いち、じゅう……」と数え始める人もいたのではないでしょうか。
山本さんが提案するのは、まず「カンマ」の数で単位を覚えてしまうこと。
数字が千になると、カンマが1つ付きます(1,000)。カンマが2つ付くと100万(1,000,000)、3つだと10億(1,000,000,000)と、そういうものとして覚えてしまいます。
多少練習は必要ですが、そのうち資料等に書かれている数字を指折り数えなくても頭の中に入ってくるようになります。
注意しなくてはいけないのは「最小単位」。今回紹介したのは、単位が「一」だった場合ですが、企業のBSでは「千」「万」ということがほとんど。「最小単位」「カンマの数」の“法則”は本書でも紹介されていますが、自分で整理することをおすすめします。
そのほか、「年間の通勤時間は何時間?」「新入社員の採用コストはいくら?」「市場の何割を取れば勝ち組なの?」など、本書では「数字」を材料にさまざまな話題が紹介されています。
結果が求められるビジネスパーソンが数字と上手く付き合うために、おすすめの一冊です。