'); }else{ document.write(''); } //-->
1.やりたいことが見つからない場合は、「行動ダイアリー」をつけ、自分が何に「達成感」と「喜び」を感じているかを把握しよう。そうすれば、自分にとって幸福度が高い行動を増やしていくことができる。
2.どうしてもモチベーションがわかないときは、「心理対比セッティング」を使い、目標達成の障害を取り除こう。
3.人生に迷ったら、「ライフキャリア・ホイール」を試してみよう。理想の自分になるためにすべきことを考えるヒントになる。
記録の効能は広く知られるところだ。家計簿やToDoリストなどという形で、日常的に記録をつけている人も多いだろう。「記録魔」だったといわれる過去の偉人たちも多く、アインシュタインやニュートンなどはあらゆるデータを書き残して、多くの成果を上げてきたという。この誰もが行っている「記録」について、そのポテンシャルを最大限に使いこなすためのテクニックが多数用意されているのが本書である。
著者は、近年メディアで引っ張りだこのメンタリストDaiGo氏だ。著者自身、10数年にわたって記録を続けて、ふとしたときに浮かんだアイデアや気になった情報をメモや音声ファイルに残してきた。その量は数万にものぼるという。そして年間12冊以上の書籍をコンスタントに出版できているのも、普段から膨大な「記録」をため込んでいるからだと断言している。
本書には、心理療法で用いられている記録術をベースに、複数の試験で効果が確かめられたテクニックが集められている。テクニックの数は33にのぼり、そのすべてに記録用紙と記入例が用意されている。いずれの記録術にも説得力があるだけでなく、どこから読んでみてもわかりやすい構成になっているので、自分の悩みを解決するための具体的なテクニックを得られるはずだ。
「悩みはあるけれど、どうやって解決したらいいかわからない」という人だけでなく、普段メモやノートを目標達成のツールとして使っている人にも、有効な一冊となるだろう。