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1.キャリアの多様化が進み、選択肢が多い現代社会において、職業選択に悩む人は多い。そして多くの人が視野狭窄に陥り、間違った選択をしてしまう。
2.「幻想から覚める」、「未来を広げる」、「悪を取り除く」、「歪みに気づく」、「やりがいを再構築する」。この5つのステップを順に追うことで、より正しい職業選択が可能となる。
3.5つのステップをパーフェクトにやり遂げても、「これで良かったのか?」と不安がよみがえる瞬間はかならずやってくる。そのときはふたたび5つのステップを実践し、意思決定を行おう。そうすることで、人生の後悔を少しでも減らせるはずだ。
人生において、仕事は大きな割合を占める。コーネル大学の調査で1500人の老人に「人生で最も後悔したことは?」と尋ねたところ、一番多かったのが「なぜもっと良い仕事を探さなかったのだろう」という未練の言葉だったという。日本における類似の調査でも、「働きすぎてプライベートをなくした」と答える老人が多かったそうだ。それほどにキャリア選択は、人間の幸せを大きく左右するのである。
ではどうすれば「自分にぴったりの仕事」=「幸福が最大化される仕事」を選ぶことができるのか。その方法を科学的なデータにもとづき、具体的に示したのが本書だ。著者は世界各国のさまざまな研究データから、幸福な仕事選びに役立つ可能性が高いテクニックだけを選び出し、5つのステップ「AWAKE」として体系化した。「AWAKE」を辿ることで、職業選択で陥りがちな幻想から目を覚まし、仕事選びに関する視野を広げ、間違った選択をしないための方法を知り、さらには選んだ仕事にやりがいをもてるようになるという。「好きを仕事に」という、誰もが良いと信じる職業選択のあり方が、じつは間違いのもとになり得るという指摘は実に興味深い。
これから職業を選ぼうという人はもちろん、すでに仕事に就いていて転職・副業・独立を考えている人、いま就いている仕事が自分に合っているのか不安を覚える人に、ぜひ読んでもらえればと思う。人生の岐路において、かならず役に立つ一冊だ。
ほんのひきだしでは、『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』の編集と営業担当者へのインタビューを公開中。ベストセラーが生まれるまでの制作過程については下記からどうぞ!
・「好きを仕事にする」は間違い!自分にぴったりな仕事を探す“科学的”な方法