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1.働き方改革で業務時間の短縮が目指される中、多くのプレイングマネジャーたちは、十分なマネジメントの時間を取れずにいる。
2.業務に追われるリーダーが考えるべきは、「いかに速くやるか」ではなく、「いかに任せていくか」である。
3.部下のモチベーションを上げるためには、「部下の成長機会」を提供する必要がある。部下の成長機会を作るためには、「Will-Can-Must」という動機づけの法則に則るとよい。また、背伸びをすれば届くくらいの、明確な目標を立てることも重要である。
多忙を極めるリーダーの中には、マネジメントの時間が取れないという悩みを抱いている方も多いのではないだろうか。だが実はその悩みは、頑張るポイントを変えるだけで解決する。部下に仕事を任せればいいのだ。
といっても、ただ仕事を任せればいいというものではない。それでは放任になってしまうし、部下は成長せず、不満が募るばかりだ。著者によると、「部下やメンバーが、挑戦を楽しんでおり、仕事を通じて成長を感じている状態」、つまり「ワクワク」している状態でなければ、リーダーの悩みは解決できないのだという。
本書には、多忙なリーダーの悩みを解決する方法が、実例を交えながらまとめられている。その内容は、リーダーとしての振る舞い方、部下のやる気を引き出す方法、部下を導くための「やる気の方程式」やSMARTの法則、戦えるチームを作るための設計図や仕組みの作り方など、多岐にわたる。いずれも、現代のリーダーが押さえておくべきものばかりだ。たとえば、ほめ方に関して。部下のモチベーションを上げたいなら、実績や結果ではなく、能力や内面をほめることが重要なのだという。
もしかすると、自分のマネジメントに満足している人もいるかもしれない。だが、本書を読めば、自分のリーダーとしてのあり方を見直したくなるはずだ。うまくいっている時でも、あえて立ち止まり、本書を手に取ってみていただきたい。