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シリーズ累計発行部数10万部を突破した「ブラックライトでさがせ!」シリーズ。
本シリーズの特徴は、その名の通り、ブラックライトで本を照らすと、通常光では見えないたくさんのイラストが浮かび上がってくる「絵さがし」が楽しめるところ。
世界初の印刷技術を使った本シリーズの魅力と楽しみ方について、出版元であるパイ インターナショナル代表取締役の三芳寛要さんにお話を聞きました。▲パイ インターナショナル 代表取締役 三芳寛要さん
――「ブラックライトでさがせ!」は世界初の特殊な印刷技術を使って作られているそうですね。
廣済堂が開発し、特許を取得した「ルミナスパレット」という印刷技術を使っています。紫外線に反応する特殊なインクを使用することで、通常の状態では従来のインクで印刷した部分だけが見え、ブラックライトを当てると、特殊印刷の部分が浮かびあがる仕掛けになっています。
印刷会社から「こんな技術があるんですけれど、使えないですか?」と紹介されて、これはおもしろいと思ったんです。「世界初」の絵本を作らせてほしいと、一緒になって制作に取り組みました。
――『妖怪探偵修業中』『妖怪探偵世界旅行』が発売されてきた「ブラックライトでさがせ!」シリーズですが、最新刊のテーマは「深海」です。
巨大ダイオウイカや深海ザメ、チョウチンアンコウなどが出てきて、プラスチックゴミの問題などについて、みんなで会議しているところからはじまるんです。
▼1枚目が通常の状態。これにブラックライトを照らしてみると、たくさんの生きものが浮かびあがる
――環境問題も取り入れられているわけですね。場面が「サメのガブガブ王国」や「ウニとヒトデのトゲトゲ王国」など9つの「王国」にわかれていて、それぞれの生態もわかる構成になっているので、大人も引き込まれました。
深海には色が変わる生きものも多いので、その変化が楽しめるものになっていると思います。
各生物の特徴がライトを当てることで浮かびあがってきますので、大人も子どもと一緒に楽しめるのではないでしょうか。繰り返し遊べるので、プレゼントとしてもおすすめです。
▼約120種の深海生物の特徴が学べる「深海生物図鑑」収録
――126種の深海生物が隠されているとのことですので、とても一度では全部見つけられなさそうです。制作にも時間をかけられたそうですね。
『深海の不思議な生きもの』は、実際の生態にあわせた内容にしているため、新江ノ島水族館さんにそれぞれの生態を監修いただきながら制作しています。
『妖怪探偵』のほうも、イラストレーターに計300体の妖怪を発注して、それをどこに載せると見やすいか、おもしろいかを考えながら、一体ずつ地道に配置していきました。制作にはそれぞれ丸一年かかっています。
またブラックライトは紫外線を使うので、子どもの目に影響がないかということの検証を半年かけて行いました。
――既刊も、ライト別売り版が発売されました。
『妖怪探偵修業中』『妖怪探偵世界旅行』『深海の不思議な生きもの』と3冊揃い、ライトだけ、または本だけ欲しいという声が多く聞かれるようになりました。本は1冊でいいけれど、兄弟で遊ぶときにブラックライトは2本欲しいというお客様もいらっしゃいます。
そこで、別々に販売して両方のニーズに対応できるようにしました。
『妖怪探偵』にも、ドラキュラがトマトジュースで我慢していたり、フランケンシュタインが人間のスマホから電気を吸いとっていたりと、子どもの喜びそうなネタがたくさん詰まっています。ぜひ3冊あわせて楽しんでいただければと思います。
※ライト別売の場合は、ピーク波長が375nmのブラックライトをご用意ください。異なる波長のライトでは、書籍の印刷が適切に光りません。ライトをお持ちでない方は、専用ライト「ペン型ブラックライト ピーク波長375nm」(本体800円+税)、または市販のピーク波長が375nmのブラックライトをご購入ください。
・衝撃の“オチ”でトイレトレーニングにもぴったりのしかけ絵本『おむつのなか、みせてみせて!』