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「これでカンペキ!マンガでおぼえる」シリーズの最新刊『これでカンペキ!マンガでおぼえるカタカナ語』が12月16日(月)に岩崎書店から発売されました。
著者は教育学者の齋藤孝さん。『声に出して読みたい日本語』(草思社)や『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)など数多くのベストセラーを執筆しています。今年6月に発売された『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』(誠文堂新光社)は、たちまち5万部を突破しました。
岩崎書店の「これでカンペキ!」シリーズは、敬語や四字熟語、ことわざなどを漫画で分かりやすく解説してくれる学習書シリーズです。子ども向けのシリーズですが、中には『品格のある知的な日本語』のような大人が読んでもためになるタイトルも含まれています。
最新作の『カタカナ語』でも、大人が知らないことばが取り上げられているかも……?
逐語的なことばの意味だけでなく、文脈に応じたカタカナ語の使い方を、漫画で見て覚えることができるのがこの本の特徴。
例えば、「コンテンツ」という項目では、意味は「中身、内容、本のもくじ」ですが、解説には「情報など形のないものに使うね」とあります。
漫画を見ると、形のないものの例としてスマートフォンのアプリが描かれていて、たった1ページでことばの意味、使う文脈、イメージを一度に覚えることができます。
また、カタカナ語が使われる文脈だけでなく、使われない文脈の解説もあるのがポイント。
例えば、「ステレオタイプ」の項目では、「決まりきっているというニュアンスだから、あまりいい意味では使われないね」といったように、カタカナ語が意味する範囲を感覚的に理解をする手助けもしてくれています。
本書に登場するカタカナ語は140語。
使えることばが140個増えたら、それだけ伝えたいことが明確になり、相手のことばもよりよく理解できるようになります。
それってすごいことだと思いませんか?
小・中学生はもちろん、大人が読んでも発見がある本書。
「イニシアチブ」は、もともと何を意味することば? 結果に「コミット」する、正しい意味で使えていますか? 「ジェンダー」って今どういう文脈で使うんだっけ……?
この本は、カタカナ語の意味を覚えるのに役立つだけでなく、多くの知的な“セレンディピティ”をもたらしてくれるはずです。
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