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全国高等学校クイズ選手権、アタック25などの有名クイズ番組優勝経験者、クイズ研究会のメンバー・OBら“クイズ王”総勢30名を集めた「映画『屍人荘の殺人』クイズ王試写会」が行なわれました。
試写後には、本作の“謎”の作り手である原作者・今村昌弘さんが登壇。ミステリー作家になった経緯や、トリックや謎をどのように考えているかなどが語られました。
原作小説『屍人荘の殺人』は、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」と2017年の国内主要ミステリーランキングで第1位を獲得、その後「第18回本格ミステリ大賞」も受賞し、東野圭吾さんによる『容疑者Xの献身』以来、そしてデビュー作としては史上初の4冠を成し遂げた話題作です。
トークイベントの冒頭では「どのような経緯でミステリー作家になったのか」という話題になり、今村さんが、放射線技師として働きながら、小説家になるべく作品をしたためていた逸話を披露しました。
続いて「どのように作品の中のトリックや謎を考えているか」という話題では、「最終的には自分で苦しんで捻りだすんですが、画用紙に色々と書き出して、あれでもない、これでもないと考えたりします。その中で、名作を読んで、こういうのをやってみたいな、というところにも影響を受けます。自分の作りたいものをはっきりと認識するのが大切です」とコメント。「今回も『“密室”がやりたい、でもやりつくされている。どうしよう?』というところからスタートしました」と語っていました。
なお今村さんと“クイズ王”とはかねてより縁があり、『屍人荘の殺人』のサイン会参加者の中に、同作のタイトルを答えてクイズ大会で勝った方がいたのだそう。「どうやら、冒頭の文章でどの作品かを当てるという問題だったみたいなのですが、『カレーうどん』の『カレーう』で当ててくださったみたいで。僕でもわからないぞ、と思い、本当にクイズ王ってすごいなと。発売されたばかりの僕の作品まで知っていらっしゃるのかと」とエピソードを披露して、会場からは驚きの声が上がりました。
さらに当日はサプライズで、主演・神木隆之介さんからクイズの挑戦状VTRも到着。本作で中村倫也さんとともに“自称ホームズとワトソン”を演じたことにちなんで、「コナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズで、ホームズとワトソンが初めて出会う場所はどこでしょうか」という問題が出されたのですが、問題文の読み上げが終わる前に「聖バーソロミュー病院」とすぐに回答が。回答した“クイズ王”はさらにそのディテールまで答え、今村さんを驚かせていました。
映画「屍人荘の殺人」は、謎の美人女子大生探偵・比留子(浜辺美波)と、彼女に誘われてロックフェス研究会の合宿へ参加することになった“自称ホームズ”明智恭介(中村倫也)・“ワトソン”葉村譲(神木隆之介)を中心に繰り広げられるミステリー。
合宿の本拠地となるのは、山奥に佇むペンション「紫湛荘(しじんそう)」。一夜明け、ロックフェス研究会メンバーのうちの一人が惨殺死体で発見されたところから、連続殺人の幕が開けます。
本作が面白いのは、密室モノでありながら、タイトルの指す“屍人”が宿泊客だけではないところ。そして謎を解き、犯人がわかっても、彼らのピンチが終わらないところ。
今回の試写後に行なわれたアンケートでも、約9割のクイズ王が「(この映画を観て)驚いた」と回答していました。
映画「屍人荘の殺人」は、12月13日(金)公開です。
大美賀祐貴さん(20代 男性/アタック25優勝)
物々しいタイトルに反して演出がコミカルでいい意味で裏切られた!
ミステリーに馴染みがない人にこそ見て欲しい! このタイトルでこの展開は読めない!
中村栄斗さん(20代 男性/高校生クイズ優勝 頭脳王準優勝)
葉村くん、明智さん、比留子の三角関係(?)が絶妙に表現されていて、すごくいいと思いました。
トリックの肝になる部分がワンカット・ワンシーンに過不足なくしこんであって、原作を想起させて良かったと思いました。原作既読者も視聴直前に読み返してくるとより一層楽しめると思いました。
高松慶さん(20代 男性/QuizKnock所属)
コミカルかつ本格! ドキドキと笑いの繰り返しが楽しい。(※今村さんからリクエストのあった)密室 OR アリバイでの動画企画頑張ってみます!
超楽しかったです。久々に原作を読み返したくなりました。
石野将樹さん(30代 男性/タイムショック21 アタック25優勝)
紫湛荘の中のつくりは原作通りという感じで、ミステリの舞台としてとてもよく出来ていると感じました。
映画は、原作よりもコミカルなシーンが多く、それでいて原作の魅力はそこなわれておらず、とても面白かったです。キャストやトレーラーを見てきた人たちは、映画館で予想を裏切られること間違いなしですね!
渡辺匠さん(40代 男性/THE クイズ神優勝)
ネタバレになるので詳しくは言えないけれど、原作を読んでいても読んでいなくても、絶対楽しめるよ。
池田宜史さん(40代 男性/アタック25年間チャンピオン)
キャスティング完璧です! 映像化との相性がとても良い、最高のミステリーでした!
山田杏奈さん、超かわいい!
・映画「屍人荘の殺人」 本編映像×Perfumeの主題歌「再生」を堪能できる主題歌MVが解禁
・『屍人荘の殺人』第2弾『魔眼の匣(まがんのはこ)の殺人』 著者の首を絞めた“続編への縛り”とは?
【ストーリー】
神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也)は学内の事件を推理する自称【ホームズ】と【ワトソン】。しかし葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手。事件の匂いを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。
そんなある日、2人の前に剣崎比留子(浜辺美波)という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかける。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味をひく。
3人が向かった先は山奥に佇むペンション【紫湛荘(しじんそう)】。そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。しかし葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て篭りを余儀なくされる。
一夜が明け、ひとりの惨殺死体が発見される。
それは死因もトリックも全てが前代未聞の連続殺人の幕開けだった――
12月13日(金)、「面白いことが起きそうだ…!」
神木隆之介 浜辺美波
葉山奨之 矢本悠馬 佐久間由衣 山田杏奈 大関れいか 福本莉子
塚地武雅 ふせえり 池田鉄洋 古川雄輝 柄本時生
中村倫也
監督:木村ひさし
脚本:蒔田光治
原作:今村昌弘『屍人荘の殺人』(創元推理文庫刊)
製作:「屍人荘の殺人」製作委員会
製作プロダクション:東宝映画 ドラゴンフライエンタテインメント
配給:東宝
©2019「屍人荘の殺人」製作委員会