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爪切男さんによるエッセイ『死にたい夜にかぎって』が、来年初春に連続テレビドラマ化されることが決定しました。
これを記念して、11月19日(火)に同作の文庫版が発売。「感銘を受け、繰り返し何度も読んだ」というアイドルグループ「BiSH」のアイナ・ジ・エンドさんが解説文を寄せており、単行本で表紙イラストを手がけたポテチ光秀さんによる描き下ろし4コマ漫画と、爪切男さんが新たに執筆したあとがきも収録されます。
作者の爪切男さんは、『夫のちんぽが入らない』のこだまさんらと共に「A4しんちゃん」というユニットを組み、同人誌即売会・文学フリマで活動する“野良の偉才”。物悲しくもユーモアあふれる文体で綴られた実体験エピソードが話題を呼び、頒布した同人誌「なし水」やブログ本は、それを求める人々が行列をなすほどの人気ぶりをみせました。
『死にたい夜にかぎって』は、Webサイト「日刊SPA!」の連載エッセイ「タクシー×ハンター」から、特に人気の高かった“恋愛エピソード”を中心に、大幅な加筆修正のうえ再構築したもの。
なお爪切男さんは、現在「週刊SPA!」(扶桑社)にて労働エッセイ「働きアリに花束を」を連載中です。
『死にたい夜にかぎって』
イントロダクション
「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」――憧れのクラスメイトにそう指摘された少年は、この日を境にうまく笑えなくなった。
出会い系サイトに生きる車椅子の女、カルト宗教を信仰する女、新宿で唾を売って生計を立てる女etc. 幼くして母に捨てられた男は、さまざまな女たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していく……。
女性に振り回され、それでも楽しく生きてきた男の半生は“死にたい夜”を抱えた人々の心を、ちょっとだけ元気にするだろう。もの悲しくもユーモア溢れる実体験をもとに、別れた女性たちへのラブレターを受け取っていただきたい。作者プロフィール:爪切男(つめきりお)
1979年生まれ。派遣社員。ブログ「小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい」が人気。2014年、『夫のちんぽが入らない』 の主婦こだまとともに同人誌即売会・文学フリマに参加し、「なし水」に寄稿した短編「鳳凰かあさん」が話題となる。2015年に頒布したブログ本も、文学フリマで行列を生んだ。本書『死にたい夜にかぎって』がデビュー作となる。
・爪切男原作「死にたい夜にかぎって」賀来賢人が主演に MBS/TBSドラマイズムで2月下旬スタート
・ヒロイン・アスカ役は山本舞香!賀来賢人主演ドラマ「死にたい夜にかぎって」に安達祐実、玉城ティナ、戸塚純貴らも出演