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【2019/12/27更新】映画「騙し絵の牙」の超特報映像が公開されました(映像はこちら)
『罪の声』の塩田武士さんが“大泉洋さんを主人公にあてがき”した小説『騙し絵の牙』が、大泉洋さん主演、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督によって映画化されることになりました。
映画は2020年6月に公開。さらに松岡茉優さん・佐藤浩市さんの出演も決定しています。
『騙し絵の牙』は、大手出版社で雑誌編集長をつとめる速水輝也(はやみ てるや)を主人公とした“仁義なき騙し合い”を描くミステリー小説。あてがき(=あらかじめ俳優を想定して書き下ろす)で書かれたということで、著者・塩田武士さんは4年間にわたって大泉さんを取材。本人からもアドバイスを受け、大泉洋さんの話し方や会話の間のとり方まで活字で再現されています。
小説は発売前から注目を集め、2018年本屋大賞にランクイン。今回の発表に合わせて文庫化が決定し、大泉洋さんが解説文を寄せることも明らかになりました。
単行本刊行時に「映画化されたとき、速水役が私ではないということを何より恐れている」とコメントしていた大泉さん。今回も「別の役者さんに役を奪われなくて良かった、とホッとしております(笑)」とコメントを寄せています(※コメント全文は記事後半に掲載)。
あらすじ
大手出版社「薫風社」に激震走る! かねてからの出版不況に加えて、創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる……が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた!
嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込んだ速水の生き残りを賭けた“大逆転”の奇策とは!?登場人物
速水輝(演:大泉洋)
大手出版社「薫風社」でお荷物扱いされているカルチャー雑誌「トリニティ」の変わり者編集長。高野恵(演:松岡茉優)
薫風社から刊行されている文芸誌「小説薫風」の新人編集者。不本意にも速水の部下となり、彼の策略に巻き込まれていく。東松(演:佐藤浩市)
薫風社の専務で、次期社長候補。傾きかけた会社を立て直すべく、次期社長候補のライバルたちを蹴落として改革を断行する、容赦のない男。
なお吉田大八監督は、「天空の蜂」の楠野一郎さんとともに自ら脚本も手がけます。
そしてまだ明かされていない「作家」「出版社上層部」「同僚」などのキャストにも超豪華な俳優陣が集結し、オールスターキャストになるとのこと。続報が待たれます。
大泉洋さんのコメント
私を主人公として当て書きした塩田先生のベストセラー小説の映画化が決定し、いよいよ撮影に入ります! もちろん主演は私が務めさせていただきます。
とりあえず別の俳優さんに役を奪われなくて良かったと、ホッとしております(笑)。また共演に松岡茉優さん、佐藤浩市さんと伺い、これほど心強い共演者は居ないと歓喜しております。
お2人とは「上司と部下」という関係になりますが、台本上も一癖も二癖もある役どころなので、今からどんなお芝居になっていくのか楽しみでしかありません!
吉田大八という素晴らしい監督と共に、原作とはまた違う、映画版としての魅力を持った『騙し絵の牙』を創り上げたいと思います。ご期待ください。
松岡茉優さんのコメント
高野恵役の松岡茉優です。
実家が町の本屋さんをやっている恵は小さい頃から本、そして本が好きな人たち、人と本との出会いを日常的に目撃してきました。
私自身小さい頃から本が好きで、小説も漫画も雑誌も実用書も読みますが、その形は年々変化し今では紙の本と電子が半々です。
出版業界の今を描く今作で、これからの本はどうなっていくのか、どうなっていけるのか、皆様と模索していけたらと思っています。
吉田監督とは『桐島、部活やめるってよ』以来となります。
16歳だったあの時から8年経ち、私は24歳になりました。
有難いことにあれから様々な現場を経験させて頂きましたが、8年経ったのに、とがっかりされないか。
あの時より成長出来ているのか、もしかしてあの時より良くなかったりして。
などなど吉田監督への想いで溢れます。
時間が経ってまた呼んで頂けたことを誇りに思い、緊張感を持ち、憧れの先輩方との共演に胸を躍らせながら日々過ごしていけたらと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。
佐藤浩市さんのコメント
大泉洋くんとは前作『こんな夜更けにバナナかよ』ではほとんど絡みはなく、『清須会議』以来のお芝居になります。
突っ走り続ける大泉洋を間近で見るのを楽しみに現場に行かせてもらいます。
吉田大八監督のコメント
誰しもいつかは負けるので、人間はいま負けているか、勝ちながら負けることを予感しているかに分かれます。
それがわかっていても何故か戦ってしまう、どうしようもなく面倒で熱苦しい人間たちの映画を作りたいと思います。
テーマはもちろん「負けて勝つ!」です。
初めましての大泉洋さんと佐藤浩市さん、そしてお久しぶりの松岡茉優さんとの仕事を心から楽しみにしています。
2019年11月21日(木)発売
著者:塩田武士
解説:大泉洋
角川文庫刊/定価720円(税別)
〉【大泉洋さん・塩田武士さんコメントあり】大泉洋が“小説”で初主演!?『罪の声』の塩田武士による新感覚の社会派小説『騙し絵の牙』
監督:吉田大八
脚本:楠野一郎 吉田大八
原作:塩田武士『騙し絵の牙』(KADOKAWA刊)
出演:大泉洋 松岡茉優 佐藤浩市 ほか
配給:松竹
2020年6月全国ロードショー
movies.shochiku.co.jp/damashienokiba/
©2020「騙し絵の牙」製作委員会