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自宅の一室が仕事場。こたつに座椅子、冬場は半纏を羽織るという“受験生スタイル”が定番。座椅子は座ったままリクライニングできる優れもので、時々背を倒してはストレッチ。189センチの長身がゴロゴロする姿は迫力がある(実演してくださいました)。
執筆途中の文章が人目に触れるのは、「頭の中を直に覗かれるのと一緒」と原稿は家でしか書かない。一方、プロットを練るのは外で。「近所のカフェで、ちゃんと追加注文をして(笑)」1日そこで過ごすこともある。
新刊『レジまでの推理』は本屋さんを舞台にした本格ミステリ。“働かない”名物店長と、店舗管理を任されっぱなしの学生バイト・青井くんを中心とする面々が、書店員ならではの知識を駆使して謎を解決していく。
荷ほどきや返本などの力仕事から、問い合わせ対応や会計といった接客業務まで、仕事は毎日盛りだくさん。それでも本に関わる謎となったら黙っていられない。「町の本屋さん」の日常をリアルに描く本書には、本と本屋さんへの愛がたっぷり詰まっている。
毎朝7時半から8時の間に起きる。まずは朝ご飯を食べて、家事を片づけることから1日がスタート。「要するになかなかパソコンの前に座りたくない(笑)。ケータイでメールチェックをしたり、資料本を読んだりしてほかにやることがなくなるお昼頃に、ようやく座ります」。相撲好きという似鳥さん。執筆中はどうしても家にこもりがちになるため、気分転換と運動不足解消を兼ねて、四股を踏んで足腰を鍛えているそうだ。
「シロフクロウ先生」と呼んでいるお兄さん夫婦にもらったぬいぐるみ。仕事に詰まると投げ上げたり、(軽く)パンチをしたり。一度、メーカーに修復してもらったほど大切な、執筆を見守る存在だ。
似鳥 鶏 Kei Nitadori
1981年、千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー。作品に『にわか高校生探偵団の事件簿』シリーズ、『戦力外捜査官』シリーズ、『迫りくる自分』、『青藍病治療マニュアル』、『迷いアルパカ拾いました』など。
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