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  • 歳とった犬のかわいさよ…。「おじいわん」本がいま静かな人気の理由

    2019年07月10日
    楽しむ
    日販 仕入部 戸谷
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    「おじいわん」「おばあわん」という言葉を、犬好きなら知っている人も多いのではないでしょうか? SNSを中心に広まっている、老犬への愛情をこめた呼び方です。

    今回は、静かに人気を集める「おじいわん」「おばあわん」に関する本を3冊紹介します。

     

    白い雑種の老犬・ソーヤとの暮らし『おじいわんソーヤ』

    おじいわんソーヤ
    著者:東雲鈴音
    発売日:2019年05月
    発行所:講談社
    価格:1,210円(税込)
    ISBNコード:9784065136997

    『おじいわんソーヤ』は、白い雑種の老犬ソーヤと飼い主・東雲鈴音(しののめ・りおん)さんの暮らしを綴ったフォトブック。

    ソーヤは、飼い主を転々とし、10歳を過ぎて東雲さんに引き取られた元保護犬。どこか懐かしい風貌が、ツイッターでも人気を呼んでいました。散歩していると「昔飼っていた犬に似ている」と、話しかけられることもしばしばだったそう。

    年をとるにつれ、できないことが少しずつ増えていき、横断歩道は信号に間に合わないので抱っこして渡ったり、散歩の途中で止まってしまい「おじいわん、もしや立ったまま寝ているのでは」ということも。愛犬の老いへの気づきが、イラストと共に、淡々とユーモラスに語られています。

    ▼本書P.52、59より(絵:高旗将雄)

    ソーヤは16歳でこの世を去ってしまいました。最後のページに添えられた、東雲さんの「ありがとう。楽しかったね。」という言葉がせつなく悲しいですが、どこかあたたかい読後感が残ります。担当編集者によると、本書の感想では自分の犬について語る読者が多いそう。

     

    犬と猫を超えた絆『くぅとしの』

    くぅとしの
    発売日:2019年06月
    発行所:辰巳出版
    価格:1,320円(税込)
    ISBNコード:9784777822294

    認知症の犬「しの」に寄り添う介護猫「くぅ」のフォトブック、『くぅとしの』。

    「しの」も、著者の晴(はる)さんが保護した当時、すでに推定10歳過ぎの「おばあわん」でした。犬と猫を超えた絆が伝わってくる写真は、いつまでも見ていたくなります。段ボールで作ったサークルなど、認知症のケアのこまやかな工夫も紹介されています。

    ペットも高齢化が進み、犬の平均寿命は約14歳(ペットフード協会2018年調べ)。老いた犬の介護や看取りへの関心も高まっています。

     

    犬と猫と人の、それぞれの物語『楽しかったね、ありがとう』

    楽しかったね、ありがとう
    著者:石黒由紀子
    発売日:2019年06月
    発行所:幻冬舎
    価格:1,430円(税込)
    ISBNコード:9784344034761

    『楽しかったね、ありがとう』は、自身も老犬と暮らすエッセイストの石黒由紀子さんが、愛する犬猫を介護し、見送った飼い主20人を取材した本。悩んだり、迷ったりしたそれぞれの物語が描かれています。

    この3冊から伝わってくるのは「一緒に過ごす時間の大切さ」。犬は、人の4倍ものスピードで年を取っていくといわれています。

    何気ない一日の大切さを気づかせてくれる。そんなところに、老犬本の人気の理由があるのかもしれません。




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