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  • 「原作がオモテなら、映画は“下”から見上げた世界」 『東京喰種 トーキョーグール【S】』永江智大プロデューサーに見どころを聞く

    2019年07月18日
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    日販 ほんのひきだし編集部 浅野
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    【ややネタバレ】もう一つの見どころは「ピエロ」

    ―― 今作では新たに、知英さん演じる「イトリ」が登場しますね。彼女は“ピエロ”の一人なわけですが、ウタさん(坂東巳之助)しかり、普段は個々それぞれ「ちょっと変わっている人」くらいの雰囲気なのに、彼らだけの空間になると途端に“異常さ”の濃度が増すのが印象的でした。

    原作を読んでいたときからのイメージですが、ピエロ集団って、はかり知れない、人間味のない存在だと思うんです。「バットマン」におけるジョーカーみたいな。ほかの喰種や人間たちと同じように生活しているけれど、彼らは“普通じゃない存在”なので、誤解を恐れずにいうと、“普通の人”では絶対にそれを表現できないと思いました。

    そういう「ちょっと違う肌感覚」を表現するにはどうすればいいだろうと考えたとき、真っ先に浮かんだのが歌舞伎役者の方でした。幼い頃から常人には理解できないようなライフスタイルを送っている。ウタを坂東巳之助さんにお願いしたのは、そんなバックボーンも持ちつつ役者としてとても魅力的だった。それが理由です。知英さんも、数年前から日本で活動を初めてすでに多くの作品に出演していますが、もともとは韓国でアーティストとしてご活躍されていた方ですよね。

    ―― 映画公式サイトですでに登場することが明らかにされていますが、今作には“宗太”も登場しますね。『東京喰種 トーキョーグール』において非常に重要なキャラクターです(※“宗太”に関しては、原作未読の方は、ぜひそのまま読まずに映画を観ることをおすすめします)

    僕たちと近い感覚も持っていながら、その一方で、僕らには想像の及ばない世界に触れている方にピエロをお願いしたい。ピエロ集団のキャスティングには本当にこだわりました。

    映画を観て「なるほど、そうきたか」「意外だったけどぴったりだな」と思ってもらえたら嬉しいです。

     

    『東京喰種 トーキョーグール【S】』のタイトルに込めた意図

    ―― それでは最後に、『東京喰種 トーキョーグール【S】』というタイトルについて伺います。単刀直入にお聞きしますが、この【S】は何の“S”ですか?

    たくさんありますが、僕から唯一はっきり言えるのは“アップデート感”です。単純にナンバリングで「1、2、3……」と数を増やしていくのではなくて、半歩進んだ感じを【S】で表現しました。VFXを使った赫子の表現も、実はアップデートされていますしね。

    単純にナンバリングしたときの「2」とか、メインキャラクターとして“月山習”が登場するというのも、この【S】に込めていることの一つです。ぜひ映画を観て、いろんな解釈で【S】の意味を考えてみてほしいですね。

     

    『東京喰種 トーキョーグール【S】』作品情報

    原作:石田スイ『東京喰種トーキョーグール』(集英社ヤングジャンプコミックス刊)

    監督:川崎拓也 平牧和彦
    脚本:御笠ノ忠次

    出演:
    窪田正孝 山本舞香 鈴木伸之 小笠原海 白石隼也 木竜麻生 森七菜 桜田ひより 村井國夫 / 知英 マギー ダンカン 栁俊太郎 坂東巳之助 / 松田翔太

    配給:松竹

    7月19日(金)全国公開

    ©2019「東京喰種【S】」製作委員会 ©石田スイ/集英社




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