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1月11日の「成人の日」。毎年恒例といわんばかりに、ニュースでは今年も会場で荒れる新成人の姿が報道されました。しかし一方インターネット上では、ある漫画のコマの画像が拡散され、大きな話題になっていました。
その画像がこちらです。
「脳ミソの成人式はまだか?ミジュクモノ」
「二十歳で自動的に大人に成れるのではない 二十年生きたら大人に成れと言っておるのだ オロカモノ」
外国人と思われる少女が、なかなかキツいセリフで新成人をぶった斬っております。ちなみにこちらのコマ画像はツイッターに投稿され、現在2万5千回以上リツイートされています。
謎の少女が新成人をぶった斬っているこの漫画の正体は、今井大輔さんの『クロエの流儀』(日本文芸社)。「週刊漫画ゴラク」で連載され、2015年9月に単行本が発売された単巻の作品です。
『クロエの流儀』の主人公は、日本の高校に通うフランス出身の少女・クロエ。金髪で碧い眼をした可憐な美少女……なのですが、その中身は潔き日本文化をこよなく愛し、殿様口調で世の不条理をぶった斬るサムライだったのです! ちなみに殿様口調になったのは、時代劇を見て日本語を覚えたためなのだとか。
今回ネットで話題になった漫画のコマは、空き缶を置き捨てした新成人の男性に対してクロエが発したセリフです。『クロエの流儀』では、電車内で音漏れするほどの音量で音楽を聴いている男性や、偉そうに職務質問をする警察官、店員に無理な注文をつける横柄な客などを相手に、普段我々が文句を言いたいのをぐっと我慢しているようなことをズバっと言い放ち、一刀両断しています。気になった方は、下記のURLから第1話を試し読みしてみてください。
〉『クロエの流儀』作品紹介ページ(第1話試し読みあり)
http://www.nihonbungeisha.co.jp/books/pages/ISBN978-4-537-13334-9.html
この碧い眼のサムライ女子高生・クロエが活躍する『クロエの流儀』の売上が、「成人の日」の翌日から急上昇しています。
▼『クロエの流儀』の売上冊数の推移(日販 オープンネットワークWIN調べ)
グラフを見ると分かるとおり、1月11日を境に恐ろしい勢いで売上が急上昇しています! 発売から約4か月が経過して市中在庫が少なかったこともあり、多くの書店で品切れ状態になってしまいました。
品薄状態が続いていた『クロエの流儀』ですが、大反響に応えて重版が決まり、現在は一時期よりは書店で入手しやすい環境になっております。気になる方は書店で見かけたら是非読んでみてください!
コミックス『クロエの流儀』が増刷となりました!
今週たくさんのご注文をいただき、超特急で対応させていただいてます。
ちなみに試し読みもできますので、よろしければぜひ↓(担)https://t.co/JQhctKp7xO pic.twitter.com/Qdlz9o5HvP— 漫画ゴラク編集部公式 (@BETSUGORAKU) January 15, 2016
週刊漫画ゴラク(日本文芸社)で連載後しばらくお休みしていたていた「クロエの流儀」ですが、人気の影響を受けてかWEBサイト「ゴラクエッグ」へと移籍し連載が再開しております!巻数表記のない単巻と思われた「クロエの流儀」ですが、これは2巻の発売が期待出来そうです。
今回話題になった『クロエの流儀』の作者・今井大輔さんは現在、大学生の恋愛を男女それぞれの視点から描いて2つの漫画雑誌でデュアル連載するという、漫画史上初の面白い試みをしています。作品のタイトルは『古都こと』。京都が舞台の作品で、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)と「漫画アクション」(双葉社)で連載されています。なお単行本はそれぞれ第1巻が発売されています。
また少し古い作品にはなりますが、『ヒル』という漫画もおすすめです! こちらは不当に手に入れた鍵を使って本来の住人がいない時間に部屋を渡り歩き、住人に気付かれないように生活する「ヒル」と呼ばれる存在を描いたサスペンス漫画です。