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  • 3年間で200人!異性からのモテで自分を満たす「隠れビッチ」の末路は……

    2019年05月09日
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    日販 ほんのひきだし編集部 浅野
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    今年1月に実写映画化が発表された、あらいぴろよさんの漫画『“隠れビッチ”やってました。』。

    一度聞いたら忘れられない衝撃的なタイトルですが、もしかしたら読んだ後は、違った意味で忘れられない作品となるかもしれません。

    「旅猫リポート」「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の三木康一郎監督がメガホンを取り、映画初主演となる佐久間由衣さんをはじめ、村上虹郎さん、大後寿々花さん、小関裕太さん、森山未來さん、前野朋哉さん、片桐仁さんら個性的な俳優陣が揃っていることでも注目の本作。

    今回は、原作漫画の見どころをご紹介します。


    ※原作と映画で、一部の設定が異なります。



    3年間で200人! 異性からのモテで自分を満たす「隠れビッチ」の末路とは……

    主人公は「ぴろよ」。何を隠そう彼女が“隠れビッチ”で、清純派に擬態して男をオトしては、目まぐるしいスケジュールでデートの予定をこなしていました。

    3年間の戦績は、声をかけられただけなら600人、デートしたのは200人。相手に合わせて絶妙にテイストを変え、「イケそうだと思わせておいて体の関係は断る」というゲームのようなやり口で、恋愛のおいしいところだけをつまみ食いするのが彼女のやり方です。

    たくさんの人に好きって言われたいの
    好きって言われるとめっちゃ気持ちいいじゃん

    彼女の目的は、恋愛を楽しむことでも、肉体的な快楽でもなく、他人からの好意を収集して自分を満たすこと。

    そこに「自分が他人を愛すること」は含まれていませんでした。

    しかしそんな折、ぴろよはアルバイト先で出会った「安藤くん」のことが気になり始めます。

    飾らない人柄で、清純な女を演じなくても好意的に接してくれる安藤くん。

    ぴろよは「運命の人かもしれない」「この人となら……」と思い、「今の自分は安藤くんに好きになってもらえるような人間じゃない」「対等になれるように変わらなきゃ」と決意します。

    しかし、そんな決意も……

    たまたま女性とバイクの二人乗りをしている安藤くんを見かけてしまい、「自分が一番なんじゃないのか」という嫉妬の前にあっけなく揺らいでしまいます。

    「こんな私のことなんて、誰も受け止めてくれない」
    「この人なら、どんな自分も受け入れてくれるかもしれない」
    「私のことが好きなんだったら、どんな私でも愛してほしい」

    自信のなさと愛情への渇望がぐるぐるして、ぴろよはどんどんドツボにはまっていきました。

    (重い。たいへん重いけど、身に覚えがないとはいえない……)

    ▼「自分を受け入れてほしい」という気持ちが先走り、行きずりの男性(小橋さん)に絡み酒。

     

    自分がそこまで「愛されたい」のは、なぜなのか?

    『“隠れビッチ”やってました。』は、そんなぴろよが葛藤しながらも自分に向き合い、受け入れるまでの10年間を描いたコミックエッセイ。

    彼女が承認欲求をここまでこじらせる要因の一つになった家族のことや、呆れつつもぴろよを見守る友人、彼女とある意味対になる存在の「彩」、そして後に「夫」となる人とのあれこれなど、今回紹介したエピソード以降で、ぴろよは「1歩進んで2歩下がる」を繰り返しながら成長していきます。

    ぴろよほど極端ではなくても、「自分は愛されていない」「価値のない人間なのではないか」という自己肯定感の低さから、他人や自分を傷つけた経験はきっと誰にでもあるはず。

    そしてぴろよを見ていると、「愛がほしい」と飢える彼女のまわりに、ちゃんと大切に思ってくれている人がいることに気づきます。

    心の奥に隠していた黒いものがズルッと引き出される苦しさはありつつも、最後はすがすがしい気持ちになれる作品です。

    “隠れビッチ”やってました。
    著者:あらいぴろよ
    発売日:2016年09月
    発行所:光文社
    価格:1,100円(税込)
    ISBNコード:9784334978877

     

    映画「“隠れビッチ”やってました。」作品情報

    2019年冬、全国公開

    佐久間由衣/村上虹郎 大後寿々花 小関裕太/森山未來
    前野朋哉 片桐仁 前川泰之 柳俊太郎 戸塚純貴
    笠松将 田中偉登 岩井拳士朗 山本浩司/渡辺真起子 光石研

    監督:三木康一郎
    原作:あらいぴろよ『“隠れビッチ”やってました。』
    配給:キノフィルムズ/木下グループ

    http://kakurebitch.jp/

    © 2019『”隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社




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