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  • 今、SF・ミステリーは中国が熱い!【中韓小説特集:中国編】

    2019年04月13日
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    日販 MD課 奈良
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    負けず劣らずの存在感を放つ華文ミステリー

    中国発の小説のなかで、SFに劣らない存在感を放っているのがミステリーの分野です。

    記憶に新しいところでは、香港の作家・陳浩基さんによる本格警察ミステリー『13・67』。社会問題や政治を絡めつつ、2013年から1967年へと時代を遡って進んでいく“逆年代記”形式で、1人の敏腕刑事の人生と活躍を描き出しています。

    2017年末に発表された「このミステリーがすごい!」で第2位、「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」では第1位と、大変な高評価を得ている本作。「恋する惑星」「ブエノスアイレス」などで知られるウォン・カーウァイ監督が、映画化権を獲得したことでも話題になりました。

    13・67
    著者:陳浩基 天野健太郎
    発売日:2017年09月
    発行所:文藝春秋
    価格:2,035円(税込)
    ISBNコード:9784163907154

    【作品ガイド】香港警察を舞台に“本格”と“社会派”を融合させたミステリーの野心作!陳浩基『13・67』

    続いて、『13・67』とは趣をまったく異にしながら、先に挙げた年末ミステリーランキング3つすべてでトップ10入りを果たしたのが『元年春之祭』。2018年9月に発売された陸秋槎さんの小説で、なんと紀元前100年の前漢時代が舞台という異色作です。

    元年春之祭
    著者:陸秋槎 稲村文吾
    発売日:2018年09月
    発行所:早川書房
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784150019358

    経典や漢詩の引用が盛り込まれていることに加え、主役を張る2人の少女の愉快な会話劇が特徴。ちなみに日本の漫画・アニメの影響を受けているそうで、著者のTwitterアカウントを覗いてみると、アイコン・ヘッダーがともにアニメ「ラブライブ!」のキャラクターでした(2019年4月10日現在)。アイドルもお好きなのだそう。

    このようなミステリー業界の潮流を捉え、早川書房刊行の「ミステリマガジン」2019年3月号では〈華文ミステリー特集〉が組まれています。

    これをきっかけに、日本における華文ミステリーは一層の盛り上がりを見せそうです。

    ミステリマガジン 2019年 03月号
    著者:
    発売日:2019年01月25日
    発行所:早川書房
    価格:1,320円(税込)
    JANコード:4910084390392

    韓国編を読む(4月15日公開予定)




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