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映画「窮鼠はチーズの夢を見る」が先日クランクアップし、キャストの大倉忠義さんと成田凌さん、行定勲監督、原作者・水城せとなさんのコメントと、クランクアップ時の記念写真が到着しました。
約1か月にわたる撮影のラストカットを撮り終えた大倉さんは、行定監督から花束を受け取ると思わず目に涙。
スタジオには、先にクランクアップを迎えていた成田凌さんがサプライズで登場し、最後に行定監督と3人で記念撮影を行なった際、大倉さんは「気付いたら朝になっていましたが、無事にクランクアップを迎えられて良かったです。ありがとうございました」と笑顔を見せたそうです。
大倉忠義さん(大伴恭一役)のコメント:
今までにやったことのない役をやりたいなと考えていたので、この映画のお話を戴いた際には是非演じてみたいと強く思いました。33歳という今だからこそ、出来た役だと思います。
撮影を振り返ってみると、難しかったような気もしますが、今は終わったばかりということで思考回路がショートしてしまっていてあまり思い出せない状況です。印象的なシーンばかりで、1シーン1シーンが濃かったなと思います。成田さんは色気があり、持ってる空気が柔らかく、ナチュラルに今ヶ瀬なんだなと思わせてくれました。ずっとフラットな関係で居られたので、お芝居がやりやすかったです。行定監督は感情的には穏やかな感じでいらっしゃいましたが、画に対してとてもこだわりを持っていました。1シーンの画に関してすごく厳しく、なかなか1回でOKが出なかったですね。そこまで監督がこだわり抜いた画が繋がった時、どんな映画になるんだろうと、とても楽しみです。演技に関しては、こちらを尊重し、自由にやらせてくださったので、お芝居って楽しいなと、今まで以上に思わせてくれる現場でした。
成田凌さん(今ヶ瀬渉役)のコメント:
大倉さんとは日を重ねるごとに自然と距離が縮まっていき、肌が触れ合うと、お互いの距離感も変わっていくようで、すこしずつ息が合っていったように感じます。行定監督は何度もテイクを重ねてくださるので、俳優部としてはとても贅沢なことだと思います。
この作品は、ふたりの姿が、痛いほどリアルで、美しくて、悲しくて・・。観て頂く方それぞれが、自分と好きな人を重ね合わせながらご覧頂ける作品だと思いますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです。
行定勲監督のコメント:
とにかく風通しの良い現場でした。キャストの二人は淡々と自然にそこに存在していました。スタッフはチームワークが素晴らしく、撮影も怖いくらいに順調でした。主人公たちの繊細で曖昧な感情を深く汲み取らねばならない状況が多々あって、何度も立ち止まり、みんなで話し合って一緒に乗り越えられたと思います。
大倉忠義の色気と成田凌の可愛らしさに何度も魅了された。「男同士って良いものだなぁ。」そんな言葉を何度となく呟きました。何気ないところに幸せを感じて、なんてことない事に傷ついたりするんだなと。
そんな、私たちが紡ぎ上げた刹那な感情が皆様に届くように仕上げていきたいと思います。
原作者・水城せとなさんのコメント:
この漫画は大変熱心なファンの方々にご支持頂いてきた作品なので、これまでなかなか実写化のお話はお受けする勇気が出ませんでしたが、今回のお話を頂き、託させて頂くことになりました。どんな風に仕上がるのか私もまだ想像しきれませんが、大倉さん、成田さん、行定監督のお力で、きっと見応えあるフィルムに昇華して頂けると期待しています。
映画「窮鼠はチーズの夢を見る」は、水城せとなさんの漫画『窮鼠はチーズの夢を見る』と、その完結編『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作とした作品。
広告代理店に勤めるサラリーマンの大伴恭一と、恭一の前に浮気調査員として現れた大学の後輩・今ヶ瀬渉を描くラブストーリーです。
・【コメントあり】水城せとな『窮鼠はチーズの夢を見る』大倉忠義・成田凌出演で映画化!監督は行定勲
あらすじ
広告代理店に勤める大伴恭一は優柔不断な性格が災いし、不倫を繰り返してきた。ある日彼の前に妻から派遣された浮気調査員として現れたのは、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉だった。不倫の事実を隠す代わりに彼が突きつけてきた条件は、「カラダと引き換えに」という信じられないものだった……。
はじめは拒絶していた恭一だったが、7年間一途に想い続けてきたという今ヶ瀬のペースに乗せられ、やがて彼と過ごす時間が心地よくなっていくのだが……。
原作:水城せとな『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』(小学館「フラワーコミックスα」刊)
監督:行定勲
脚本:堀泉杏
出演:大倉忠義 成田凌
配給:ファントム・フィルム
2020年、全国ロードショー
http://www.phantom-film.com/kyuso/
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会