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日本では3月8日(金)に公開され、早くも“シリーズ史上、いやマーベル史上最高傑作”と空前の絶賛を受けている「スパイダーマン:スパイダーバース」。
このたび、同作のポイントである「革新的なビジュアル・スタイル」の裏側が覗けるメイキング映像が解禁されました。
「スパイダーマン:スパイダーバース」は、物語のメッセージ性や軽妙なテンポ感もさることながら、これまでになかった映像表現が最大の見どころ。
制作のフィル・ロードとクリス・ミラー自身が「アニメーションの制作過程すべてが革新的だ」「コミックを映画で再現した」と語っているように、CGアニメでありながら手描き感のあるカット、動画でありながら漫画を読んでいるときのような感覚が味わえるシーンもあり、一度ストーリーを楽しんだあと、今度は一つひとつの表現をじっくり見たくなってしまう作品です。
解禁されたメイキング映像では、その“コミックの世界に観客が入り込む感覚”を実現するために行なわれた斬新な手法の数々を紹介。
未公開シーン映像が多数公開されているほか、特に象徴的な「プラウラーがマイルスを追跡するシーン」を制作スタッフ自ら解説。現実の動きをCGでクリアかつリアルに再現するのとは異なり、CGにあえて手描きを入れてぼかす、「色収差」を採用して印刷時に起こる色ズレを映像で再現する、さらにはモノクロ線画やスローモーション、感情の動きを表現する「目の動き」など、綿密に計算されつくした映像制作の過程を、それはもうくわしく説明してくれています。
私たちが「スパイダーバース」を観てなぜ衝撃を受けたのか、その理由を一つひとつ丁寧に解きほぐしていくと、映画がまた違った見え方をしてくるかも。
手描き、2D、3Dと続いてきた歴史のなかで、“その次のアニメーション”を作り出したともいわれている本作。
個人的には、湯浅政明監督の「マインド・ゲーム」を初めて観たときに並ぶ衝撃でした。
「スパイダーマン:スパイダーバース」(2019年3月8日より公開中)
【STORY】ニューヨーク、ブルックリン。マイルス・モラレスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。彼はスパイダーマンだが、その力を未だ上手くコントロールできずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。その天地を揺るがす激しい衝撃により、歪められた時空から集められたのは、全く異なる次元=ユニバースで活躍するさまざまなスパイダーマンたちだった――。
製作:
アヴィ・アラド、エイミー・パスカル
フィル・ロード&クリストファー・ミラー(「LEGO®ムービー」「くもりときどきミートボール」)
クリスティーナ・スタインバーグ監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本:フィル・ロード、ロドニー・ロスマン〈日本語吹き替えキャスト〉
マイルス・モラレス/スパイダーマン役:小野賢章
ピーター・パーカー/スパイダーマン役:宮野真守
グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェン役:悠木碧
スパイダーマン・ノワール役:大塚明夫
スパイダー・ハム役:吉野裕行
ペニー・パーカー役:高橋李依
キングピン役:玄田哲章