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『りんごかもしれない』や『もうぬげない』など、その類まれな発想力で、さまざまな人気絵本を生み出しているヨシタケシンスケさん。ふとした日常や心の動きを巧みに切り取り、“妄想”がユーモアたっぷりに展開していくストーリーは、大人から子どもまで多くの読者を魅了しています。
そんなヨシタケシンスケさんのイラストエッセイ集『思わず考えちゃう』が、3月29日(金)に発売されます。
通常とは「逆」の形で生み出されたという本作。その成り立ちと魅力について、編集を担当した新潮社コンテンツ事業室の矢代新一郎さんに文章を寄せていただきました。
ヨシタケさんの、思わず微笑んでしまうイラストとともにお届けします。
絵本界とその周辺で、次々ヒット作を生むヨシタケさん。内容は哲学的? 子供の本音? 夢の世界? でもとにかく面白い。そんな作家の頭の中、いったいどうなってるの? 本書は素朴な疑問からスタート。
そしたら、電車で、カフェで、自分の家で。日々思いついた、まじめーな事から、世にも下らぬ事まで、いつも手帳に絵を描きとめてると言うんですよね。
で、思わず考えちゃう内容とは──。「仕事のピンチを乗り切るには?」「いわゆる男女の仲って、何?」「他人のストローの袋が気になる」「子供に優しくしたいのに……」「明日、すごいやる気を出す方法」……。その小さいイラストにエッセイが付きました。(普通は、エッセイに、イラストが付くものなんですが、逆なんです。)
でもヨシタケさん、小さい頃から、自分は考えすぎちゃう子供だなーって、ずっと悩んでいたそう。
えっ。考えすぎてもいいじゃない。小学生から、働くおねえさん、パパママまで、誰が読んでも、抱腹絶倒、阿鼻叫喚、ほっこり、ほろり、大同感。おかげでこんな楽しい本が生まれるんですから。
さて、さて。そんな頭の中身のヨシタケさんご自身が、この本をどんなものと考えているかというと。帯のコピーを相談した所、以下の提案がありました。
「なにかが、あなたに、あてはまる。」「あわよくば、生きるヒントに。」「この本を読んでイラっとしたら、きっとあなたは、大丈夫。」「貧乏性な人、必見!!」
どれが、実際の帯文に採用されたかは、手に取って、ご確認下さい!
(新潮社 コンテンツ事業室 矢代新一郎)
▼下記のインタビューでは、ヨシタケさんがいつも持ち歩いている手帳の写真も掲載しています。
・目が見えない人の世界を「面白い」と思っちゃいけないの?ヨシタケシンスケの絵本『みえるとかみえないとか』
・ヨシタケシンスケの妄想炸裂!「こんな本はあるかしら?」にあの手この手で応えるキュートな一冊『あるかしら書店』