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住野よるさんの最新作『麦本三歩の好きなもの』が3月7日(木)に発売されます! これまでとは少し違った雰囲気の作品で、表紙はイラストではなく、初めて写真が使われています。
前作『青くて痛くて脆い』の主人公について「嫌いだけど自分に似ている」と語っていた住野さん。
一方で今作の主人公である麦本三歩(むぎもと・さんぽ)については、自身のTwitter上で「自作品の登場人物の誰かになれるとしたら、僕は麦本三歩になりたい」とつぶやいています。
一体どんなキャラクターなのでしょうか。
主人公の三歩は、大学図書館で働く20代女子。朝寝坊、チーズ蒸しパン、ラジオ、お菓子、そして本をこよなく愛し、周囲からは「ぼうっとしている」「食べすぎ」「おっちょこちょい」と言われている、そんな人物です。
本作は1話完結の連作集になっており、三歩が職場の美人な先輩や少し厳しい先輩、大学からの親友などさまざまな人々と共に過ごす日々が描かれています。
物語の特徴は、いい意味で“何も起こらない”こと。三歩は日々ふとしたことを感じ、考え、行動に移していくのですが、ストーリーは非日常を感じさせず、まるで三歩が現実に存在するかのように身近に感じられます。
好きなものに囲まれて生きる三歩は、「住野よる史上一番キュートな主人公」と言われるほど魅力的なキャラクター。読み進めるごとに惹かれていき、気が付くと自分の周りに三歩みたいな人がいないかな……と考えてしまうほど。
三歩の考えにハッとさせられることもあり、読み終わると、自分が何気なく過ごしている毎日を“少しだけ”前を向いて生きていこうと思えます(この“少しだけ”の塩梅が絶妙なのです)。
また物語を読むと分かりますが、表紙の女性は三歩のイメージそのもの。イメージガールを務めているのは、アイドルグループ「BiSH」に所属するモモコグミカンパニーさんです。
表紙に散りばめられているアイテムは作中にも登場するので、ぜひ探してみてください。
〉『麦本三歩の好きなもの』特設ページはこちら
・住野よる「主人公は大嫌いだけど、一番自分に似ている」:『青くて痛くて脆い』インタビュー【前編】
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