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現在公開中の映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」から、主演の北山宏光さん(Kis-My-Ft2)演じる“トラさん”の姿の寿々男が、娘・実優と頬ずりする新カットが公開されました。
幸せそうな表情の二人ですが、彼らの背後にあるのは鯨幕。このシーンは、寿々男の葬式が行なわれた日の夜の一場面です。
主人公の売れない漫画家・高畑寿々男は、物語の序盤で交通事故に遭い、妻と娘を残して死去。“あの世の関所”で「執行猶予1か月、過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿で――」という判決を下され、トラ猫の姿で現世へ戻ることになります。
猫になった寿々男は娘の実優に拾われ、“トラさん”と名付けられて再び家族の一員に。先ほどのカットは、彼に名前がついた“トラさん誕生の瞬間”のシーンです。
前世ではイヤがられていた実優から積極的に近づいてきてくれることに、「こんなの何年ぶりだー!」と喜ぶ寿々男。
しばらく猫としての気楽な生活を満喫しますが、やがて猫となった今の自分では、妻・奈津子や実優に何もしてあげられないことに気づいていきます……。
葬式の場面で繰り広げられる実優や奈津子とトラさんのやりとりは、映画を鑑賞した人たちの間でも反響が高く、頬ずりのシーン以外にも、実優からマグロを食べさせてもらったり、トラさんが(猫の姿なのに)ガリに手を伸ばしたり、オスなのかメスなのか確かめるべくトラさんの股が大きく開かれたりと(!)、コミカルなシーンがてんこ盛り。
北山宏光さんも「台本に書かれていない余白の部分でどれだけ監督をクスリとさせられるか、台本を読みながらいつも考えていた」といい、トラさんがガリを食べるシーンは、北山さんのアドリブから生まれたのだそうです。
そんな北山さんの演技は「だらしないけれど、家族のことが大好き」という寿々男のキャラクターを見事に表現しており、本作を手がけた筧昌也監督も「こんな役者いたんだと映画界に見つかっちゃったな」と絶賛するほどの好演ぶり。
気になる方はぜひ劇場へ足を運んでみてください。
なお3月5日(火)には、北山宏光さん、多部未華子さん、筧昌也監督の3名が登壇する舞台挨拶の実施が決定。全国70の劇場で生中継されます。
ほんのひきだしでは映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」の公開にあたり、筧昌也監督に演出のこだわりや作品の見どころを伺いました。
本作の重要な要素のひとつである「漫画」に関連した「好きな本・大切にしている本はありますか?」という質問には、映画の内容にも通じる〈あの作品〉のエピソードも。
映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」
出演:北山宏光、多部未華子、平澤宏々路、飯豊まりえ、富山えり子、要潤、バカリズム
原作:『トラさん』板羽皆(集英社マーガレットコミックス刊 全3巻)
監督:筧昌也 脚本:大野敏哉 音楽:渡邊崇
主題歌:Kis-My-Ft2「君を大好きだ」(avex trax)
配給:ショウゲート
©板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会