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第4位の『盾の勇者の成り上がり』は、小説投稿サイト「小説家になろう」発の人気ライトノベルを漫画化した異世界ファンタジー作品。
異世界転生系の作品は、主人公が最初から高い能力を与えられていることが多いですが、本作はその真逆。
はじめ主人公は盾しか持っておらず、しかも世界を守るため冒険へ繰り出して数日で仲間に裏切られ、金も名声もすべて失うところから物語が始まります。
アニメでは、横道な異世界転生モノの展開を予想していた視聴者から、あまりにひどい主人公の境遇と周囲のクズっぷりに驚きの声があがっていました。
2クールでの放送が決まっている本作。人間不信で、少しひねた性格になってしまった主人公が、ここから不屈の精神で成り上がっていく姿をじっくりとお楽しみください。
さて、『盾の勇者の成り上がり』第1巻の1月の売上ですが……
アニメ放送前の12月の約8.5倍に! 単行本が漫画版は第12巻、小説版は第20巻まで続いている、知る人ぞ知る人気作でしたが、アニメをきっかけに一気に知名度を上げたようです。
ちなみに読者の男女比は7:3で、年齢層は20代をピークに30代・40代にも読まれています。併読されている作品には『転生したらスライムだった件』(原作:伏瀬、漫画:川上泰樹/講談社)や『ありふれた職業で世界最強』(原作:白米良、漫画:RoGa/オーバーラップ)といった、異世界ファンタジーが見られました。
第5位は『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』(通称「ひざうえ」)となりました。
『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』は、不器用な性格の作家・素晴(すばる)と、彼に拾われた子猫・ハルの共同生活を描いたハートフルストーリー。1つのエピソードをヒトの視点【素晴編】とネコの視点【ハル編】それぞれから描いているのが特徴です。
アニメでも前半のAパートがヒト視点、後半のBパートがネコ視点で描かれています。
言葉が通じないので、なかなか意思疎通がうまくいかない素晴とハル。でも、両方からの視点を見ることで、天涯孤独だった一人と一匹が、お互いを大切に思っている気持ちが分かり、ほっこりやさしい気持ちにさせられる作品です。
第1巻の1月の売上は、アニメ放送前の12月に比べて約1.9倍に。
最新5巻が発売されたタイミングで第1巻の売上も伸びたため、12月と比較するとほかの作品より売上の伸びが弱いように見えますが、11月と比べると約10倍になっています。
ちなみに読者の男女比は3:7。年齢層は10代から50代まで幅広い層に読まれています。併読されている作品には『おじさまと猫』(桜井海/スクウェア・エニックス)、『はたらく細胞』(清水茜/講談社)、『ヲタクに恋は難しい』(ふじた/一迅社)などが見られました。
サスペンス、ラブコメ、異世界ファンタジー、動物ものと、バラエティ豊かなランキングとなりました。
冬アニメは約3分の1が終了していますが、今から原作を読んで内容を補完すれば十分追いつけます! 気になる作品があったら、今からでもぜひ読んでみてくださいね。