1月22日(火)、2019年(第16回)本屋大賞のノミネート作品10作が発表されました。
本屋大賞は、全国の書店員が投票によって「最も売りたい本」を決める賞。一次投票の結果、得票数の多かった上位10作がノミネート作として二次投票に進みます。
今回は、第160回直木賞の候補となったことでも注目を集めた森見登美彦さんの『熱帯』や、深緑野分さんの『ベルリンは晴れているか』、発売までタイトルとヒントワードしか明かされていなかった伊坂幸太郎さんの『フーガはユーガ』、『マチネの終わりに』から2年ぶりとなる平野啓一郎さんの新作小説『ある男』などがノミネート。
本日より大賞を決める二次投票がスタートし、4月9日(火)開催の発表会で大賞作品が発表されます。
「2019年本屋大賞」ノミネート作
・『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)
・『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)
・『さざなみのよる』(木皿泉/河出書房新社)
・『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋)
・『熱帯』(森見登美彦/文藝春秋)
・『ひと』(小野寺史宜/祥伝社)
・『ひとつむぎの手』(知念実希人/新潮社)
・『火のないところに煙は』(芦沢央/新潮社)
・『フーガはユーガ』(伊坂幸太郎/実業之日本社)
・『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/筑摩書房)
なお平野啓一郎さん・瀬尾まいこさん・小野寺史宜さん・芦沢央さんの4名は初ノミネート、知念実希人さんは昨年に続き2度目のノミネート。
また三浦しをんさんは『舟を編む』で2012年(第9回)大賞を受賞、伊坂幸太郎さんは『ゴールデンスランバー』で2008年(第5回)大賞を受賞しています。
10名のうちノミネート経験がもっとも多いのは、伊坂幸太郎さんの8回・11作(※2004年、2006年、2015年本屋大賞に2作ノミネート)。次いで森見登美彦さんも、過去に4度ノミネートされています。
なお、ほんのひきだしでは後日、各作品をこれまでの売れ行きとともに解説する予定です。
ノミネート作をおさらいしつつ、こちらも楽しみにお待ちください。
『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)
- 愛なき世界
- 著者:三浦しをん
- 発売日:2018年09月
- 発行所:中央公論新社
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784120051128
・恋のライバルは人類ではなく“草”?! 三浦しをん『愛なき世界』
『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)
- ある男
- 著者:平野啓一郎
- 発売日:2018年09月
- 発行所:文藝春秋
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784163909028
『さざなみのよる』(木皿泉/河出書房新社)
- さざなみのよる
- 著者:木皿泉
- 発売日:2018年04月
- 発行所:河出書房新社
- 価格:1,540円(税込)
- ISBNコード:9784309025254
『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋)
- そして、バトンは渡された
- 著者:瀬尾まいこ
- 発売日:2018年02月
- 発行所:文藝春秋
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784163907956
『熱帯』(森見登美彦/文藝春秋)
- 熱帯
- 著者:森見登美彦
- 発売日:2018年11月
- 発行所:文藝春秋
- 価格:1,870円(税込)
- ISBNコード:9784163907574
・森見登美彦が小説という“謎”に真っ向から挑んだ怪作『熱帯』
『ひと』(小野寺史宜/祥伝社)
- ひと
- 著者:小野寺史宜
- 発売日:2018年04月
- 発行所:祥伝社
- 価格:1,650円(税込)
- ISBNコード:9784396635428
『ひとつむぎの手』(知念実希人/新潮社)
- ひとつむぎの手
- 著者:知念実希人
- 発売日:2018年09月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,540円(税込)
- ISBNコード:9784103343820
『火のないところに煙は』(芦沢央/新潮社)
- 火のないところに煙は
- 著者:芦沢央
- 発売日:2018年06月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784103500827
『フーガはユーガ』(伊坂幸太郎/実業之日本社)
- フーガはユーガ
- 著者:伊坂幸太郎
- 発売日:2018年11月
- 発行所:実業之日本社
- 価格:1,540円(税込)
- ISBNコード:9784408537320
『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/筑摩書房)
- ベルリンは晴れているか
- 著者:深緑野分
- 発売日:2018年09月
- 発行所:筑摩書房
- 価格:2,090円(税込)
- ISBNコード:9784480804822
・日本人が書いたと思えない!このミス第2位『ベルリンは晴れているか』が圧倒的リアリティで話題に
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・2018年本屋大賞は辻村深月『かがみの孤城』が受賞!