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11月27日(火)、“新人映画監督の登竜門”とされる2018年度新藤兼人賞の受賞作が発表され、「鈴木家の嘘」の野尻克己監督が金賞、「生きてるだけで、愛。」の関根光才監督が銀賞に決定しました。
新藤兼人賞は、「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点からその年度で最もすぐれた新人監督を選ぶ賞。審査員が現役プロデューサーのみで構成されている点が特徴で、1996年に創設され、過去には是枝裕和さん、李相日さん、西川美和さんらが本賞を受賞しています。
今回選考の対象となったのは、2017年12月から2018年11月に公開された劇場用実写長編映画のうち、監督にとって3作目以内のもの。作品数は過去最多185作品にのぼり、厳正なる審査の結果、野尻監督・関根監督の2名が選ばれました。
「鈴木家の嘘」は、長男の死にショックを受け記憶をなくした母親と、そんな母を悲しませないために家族ぐるみで“やさしい嘘”をついた家族の、混乱と再生を描いたヒューマンドラマ。
「鈴木家の嘘」(2018年11月16日より公開中)
監督・脚本:野尻克己
出演:岸部一徳 原日出子 木竜麻生 加瀬亮 岸本加世子 大森南朋
音楽・主題歌:明星/Akeboshi「点と線」(RoofTop Owl)
製作:松竹ブロードキャスティング
制作プロダクション:ハーベストフィルム
配給:松竹ブロードキャスティング/ビターズ・エンド©松竹ブロードキャスティング
銀賞に選ばれた関根監督の「生きてるだけで、愛。」は、うつによる過眠症のせいで引きこもり気味な寧子と、疲弊し人と深くかかわることを避ける同棲中の恋人・津奈木を描くラブストーリーです。
「生きてるだけで、愛。」(2018年11月9日より公開中)
出演:趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美/松重豊/石橋静河 織田梨沙/仲里依紗
原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)
監督・脚本:関根光才
製作幹事:ハピネット、スタイルジャム
企画・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:クロックワークス©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
なお新藤兼人賞には、優秀な作品の完成に貢献したプロデューサー・企画者を評価する「プロデューサー賞」も設けられており、今回は「カメラを止めるな!」のプロデューサー・市橋浩治さんと、上田慎一郎監督、アスミック・エースの豊島雅郎さんが同賞を受賞。
また本年度は、永年にわたって質の高い娯楽映画を作り続けている功績を称え、黒澤満さんに「日本映画製作者協会 特別賞」が贈呈されることも決定しています。
〉新藤兼人賞公式サイト
http://www2.odn.ne.jp/jfma/shindosho.htm
・趣里×菅田将暉「生きてるだけで、愛。」 本谷有希子の芥川賞候補作が映画化