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こうの史代さんによる4コマ漫画『ギガタウン 漫符図譜』を紹介する展覧会、「ギガタウン・イン・テラタウン ―こうの史代の『漫符図譜』」が、11月22日(木)より京都国際マンガミュージアムで開催されます。
『ギガタウン 漫符図譜』は、『この世界の片隅に』を手がけたこうの史代さんによる“現代版鳥獣戯画”ともいうべき作品。
国宝「鳥獣人物戯画」に登場するうさぎやカエル、サルなどを現代風にアレンジし、漫画独特の表現記号である「漫符(まんぷ)」をストーリー仕立てで解説した一冊です。
今回開催される「ギガタウン・イン・テラタウン」では、同作の原画や貴重な描き下ろしイラストを展示するとともに、よく知られた10の漫符について、それらの歴史や古今東西の使用例がくわしく解説されています。
ちなみに『ギガタウン 鳥獣戯画』は、鳥獣人物戯画へのオマージュを込めて、動物たちがすべて“墨”で描かれています。印刷物では再現しきれなかった繊細な墨の筆致を間近で味わうことができるのも、展示の見どころの一つ。
会場ではオリジナルグッズの販売も予定されており、2019年2月9日(土)にはこうのさんと竹宮惠子さんによる対談イベントも行なわれます。
「漫符」という言葉自体は知らなくても、焦っているときに現れる「汗」、照れたときに頬に浮かぶ「斜線」など、表現には慣れ親しんでいる方が多いはず。
この機会に、漫画の表現の豊かさに触れてみてはいかがでしょうか?
京都国際マンガミュージアム企画展 「この世界の片隅に」から10年――
ギガタウン・イン・テラタウン ―こうの史代の「漫符図譜」開催期間:2018年11月22日(木)~2019年4月2日(火)
※10:00~18:00(最終入館は17:30)
※休館日:毎週水曜日、12月26日(水)~1月4日(金)、2月4日(月)~8日(金)会場:京都国際マンガミュージアム 2Fギャラリー1、2、3(京都市中京区烏丸通御池上ル)
料金:無料(マンガミュージアムへの入場料が別途必要です)
主催:京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター
協力:朝日新聞出版
うさぎの家族と周囲の動物たちの日常風景を、ユーモアをたっぷり交えて描いた4コマ漫画。キャラクターは、国宝「鳥獣人物戯画」を著者が現代風にアレンジして生み出したもので、墨の筆致を生かしてのびのびと描かれています。そして、漫符1つずつの「用例」が本編の4コマ漫画になっているという仕掛け。つまり本書全体が本邦初の“漫符事典”になっています。